アルネ・ラルセン

アルネ・ラルセン（Arne Kjell Larsen、1937年12月23日 - ）は、ノルウェー、アーケシュフース県アスケーHeggedal地区出身の元ノルディック複合およびスキージャンプ選手です。1960年代前半に国際舞台で活躍しました。

プロフィール

ラルセンは、現役時代は地元HeggedalのHeggedal ILに所属し、競技生活を送りました。1960年のスコーバレーオリンピックに22歳で出場し、ノルディック複合で6位入賞を果たしました。これは彼にとって最初のオリンピックであり、国際的な舞台での才能を示す第一歩となりました。

1962年はラルセンにとって特に輝かしい年となりました。ノルディックスキー世界選手権（ザコパネ）では、ノルディック複合で金メダルを獲得し、世界チャンピオンの座に輝きました。同年、ノルウェー選手権では純ジャンプで優勝し、ノルディック複合だけでなく、スキージャンプの分野でも高い能力を持っていることを証明しました。

1964年のインスブルックオリンピックでは、前回大会に続きノルディック複合に出場し、5位入賞を果たしました。2大会連続での入賞は、彼の安定した実力と国際舞台での強さを示しています。

1965年には、ノルウェースキー界で最も権威のある賞の一つであるホルメンコーレン・メダルを受章しました。このメダルは、長年の競技における功績と、ノルウェースポーツ界への貢献が認められた選手に贈られます。ラルセンは、アルト・ティアイネン、ベンクト・エリクソンと共にこの栄誉に輝きました。

1961年3月には、招待選手として来日し、宮様スキー大会ジャンプと複合の青年組でそれぞれ優勝しました。さらに、HBCカップジャンプ競技会では4位に入賞し、日本のスキーファンにもその名を知られることとなりました。

主な成績

1960年 スコーバレーオリンピック ノルディック複合 6位
1962年 ノルディックスキー世界選手権 ノルディック複合 金メダル
1962年 ノルウェー選手権 純ジャンプ 優勝
1964年 インスブルックオリンピック ノルディック複合 5位
1965年 ホルメンコーレン・メダル受章
1961年 宮様スキー大会ジャンプ 優勝
1961年 宮様スキー大会複合 優勝
1961年 HBCカップジャンプ競技会 4位

アルネ・ラルセンは、ノルウェーのスキー界において、1960年代前半の黄金期を築いた重要な選手の一人として、その名が刻まれています。彼の功績は、ノルウェーのスポーツ史に永遠に語り継がれるでしょう。

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