アレクサンダー・シュラーガー

アレクサンダー・シュラーガー：オーストリアを代表するゴールキーパー

アレクサンダー・シュラーガー（Alexander Schlager、1996年2月1日 - ）は、オーストリア・ザルツブルク出身のプロサッカー選手です。現在はレッドブル・ザルツブルクに所属し、ゴールキーパーとして活躍しています。オーストリア代表としてもプレー経験を持つ、将来を嘱望される選手です。

クラブでのキャリア

シュラーガーは、レッドブル・ザルツブルクのアカデミーで育成されました。2012年5月にはセカンドチームでデビュー、2013年5月にはトップチームの試合でベンチ入りを果たし、着実にステップアップしていきました。

2014-15シーズンには、RBライプツィヒに期限付き移籍。U-19チームで20試合に出場しましたが、トップチームでの出場機会はありませんでした。

2015-16シーズンには、オーストリアに戻り、SVグレーディヒに期限付き移籍。2015年7月25日のSCラインドルフ・アルタッハ戦でプロデビューを飾りました。これは彼にとって念願の瞬間でした。

2016-17シーズンは、オーストリア2部のフローリツドルファーACに期限付き移籍し、経験を積みました。

2017-18シーズンには、LASKリンツに完全移籍し、2020年6月までの契約を結びました。2018年9月には、契約を2021年6月まで延長し、チームからの信頼の厚さを示しました。

そして2023年5月30日、シュラーガーは古巣であるレッドブル・ザルツブルクへの復帰を果たし、4年契約を結びました。アカデミー時代から慣れ親しんだクラブで、再び新たな挑戦を始めることになります。

代表でのキャリア

シュラーガーは、各年代でオーストリア代表に選出されています。2019年のUEFA U-19欧州選手権では、チームキャプテンを務めました。

2019年11月16日には、UEFA EURO 2020予選の北マケドニア代表戦で、ついにフル代表デビューを飾りました。これは彼のキャリアにおける大きな一歩となりました。

しかし、ユーロ本大会では、直前にダニエル・バッハマンにポジションを奪われ、自身は第2GKとして大会に参加することになりました。出場機会は得られませんでしたが、貴重な経験となったでしょう。

プレースタイルと評価

シュラーガーは、安定感のあるセービングと、冷静な判断力が持ち味のゴールキーパーです。正確なフィードも魅力で、攻撃の起点となることもできます。各年代の代表でキャプテンを務めた経験もあり、リーダーシップも兼ね備えています。

レッドブル・ザルツブルクへの復帰は、彼にとって大きなチャンスです。これまで培ってきた経験を活かし、チームの勝利に貢献することが期待されます。今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索