アレクサンドル・チクルダウ

アレクサンドル・チクルダウ：ルーマニアを代表するMFの軌跡

アレクサンドル・チクルダウ（Alexandru Cicâldău）は、1997年7月8日生まれのルーマニア人サッカー選手です。主にミッドフィールダー（MF）として、国内外のクラブやルーマニア代表で活躍しています。

クラブでのキャリア

コンスタンツァ県でサッカーを始め、ゲオルゲ・ハジ・フットボール・アカデミーで才能を磨きました。その後、FCヴィトルル・コンスタンツァに昇格し、2016年3月31日に18歳でリーガ1（ルーマニア1部リーグ）デビューを果たします。2017-18シーズンにはレギュラーの座をつかみ、38試合に出場しました。

2018年7月には、CSウニヴェルシタテア・クラヨーヴァに4年契約で完全移籍。背番号10を与えられ、スーペルクパ・ロムニエイで新天地での初出場を飾りました。同年10月には移籍後初ゴールを記録。2019-20シーズンにはリーグ戦で14得点を挙げる活躍を見せました。

2021年7月、チクルダウはトルコの強豪ガラタサライSKへ移籍。UEFAヨーロッパリーグにも出場し、オリンピック・マルセイユ戦でゴールを記録するなど、ヨーロッパの舞台でもその実力を発揮しました。

2022年8月には、UAEプロリーグのアル・イテハド・カルバへ期限付き移籍し、新たな挑戦を始めています。

代表としてのキャリア

チクルダウは、2018年3月にルーマニア代表に初招集され、同月のイスラエル代表との親善試合で代表デビューを果たしました。UEFAネーションズリーグ2018-19では、リトアニア代表戦で公式戦初出場を記録。U-21ルーマニア代表としてもUEFA U-21欧州選手権2019に出場しました。

2021年3月には、2022 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のアルメニア代表戦で代表初ゴールを挙げました。

プレースタイル

チクルダウは、攻撃的MFと守備的MFの両方をこなせるユーティリティ性の高い選手です。ゲオルゲ・クライオヴェアヌ氏は、彼のプレースタイルを「ボックス・トゥ・ボックス」と評しています。テクニックと真面目さを兼ね備え、チームのために献身的なプレーを見せることが彼の持ち味です。

まとめ

アレクサンドル・チクルダウは、ルーマニアのサッカー界を担う才能あふれるミッドフィールダーです。クラブと代表での活躍を通じて、今後ますます注目を集めることが期待されます。

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