アンジャッシュ

アンジャッシュは、東京都八王子市出身の児嶋一哉と渡部建からなる日本のお笑いコンビで、1994年にデビューしました。彼らのコンビ名は「Joy（喜）」「Angry（怒）」「Sad（哀）」「Happy（楽）」の頭文字を並べた「JASH」に「UN」を付けたもので、喜怒哀楽がないという独特の意味を表しています。略称は「アンジャ」です。

メンバープロフィール

- 児嶋一哉（こじまかずや、1972年 7月16日生）: 児嶋は黒沢清監督の映画『トウキョウソナタ』で俳優デビューしました。
- 渡部建（わたべけん、1972年 9月23日生）: 彼は基本的にボケとツッコミを分けないスタイルですが、一部のコントでは児嶋がボケ、渡部がツッコミを担当しています。

芸能界入りの経緯

児嶋の芸能界入りは、ヒロミの妹の同級生であったことがきっかけです。ヒロミに弟子入り希望をしたものの断られ、代わりに入学を勧められた養成所で活動をスタートさせました。1993年、大学の同級生である渡部を誘い、コンビを結成しました。初舞台はブッチャーブラザーズ主催の「アーバン寄席」で、同世代の芸人たちよりも早くテレビへの出演を果たしました。

笑いのデビューと成功

1999年に『爆笑オンエアバトル』に登場し、常連として活動しながら2003年に第5回チャンピオンに輝きました。活動初期には困難な時期も経験しましたが、2003年の『エンタの神様』への出演を機に運気が上向き、様々な番組で活躍するようになりました。2020年には渡部のスキャンダルによりコンビ活動が一時中断されましたが、2022年には彼が活動を再開し、「新生アンジャッシュ」として再び注目を集めることになりました。

芸風と代表作

アンジャッシュのスタイルは、特に「すれ違いコント」と称される手法で知られています。これは、誤解や勘違いを抱えたまま会話が進行し、次第に話がかみ合わなくなる様子を描いています。太田光や立川談志など著名な芸人から高い評価を受けており、彼らのコントはしばしば文学や演劇にも通じるものとされています。また、ボケが不在という独特なスタイルも特徴的で、脚本が完成してから役の振り分けを行うことも多いです。

主な業績とメディア出演

「爆笑オンエアバトル」での成功を収めたアンジャッシュは、DVDやテレビ番組にも多数出演しています。例えば、バラエティ番組「白黒アンジャッシュ」はレギュラーとして放送され、様々なメディアで愛され続けています。コント専門の活動だけでなく、CMや映画、ドラマにも出演しており、多才な一面を見せています。

代表的なDVD

- アンジャッシュベストネタライブ「キンネンベスト」
- アンジャッシュ〜クラダシ〜
- アンジャッシュ単独ライブ〜THIRD EYE：開〜
- アンジャッシュネタベスト

レギュラー番組

- 白黒アンジャッシュ（千葉テレビ）: 2004年から続くレギュラー番組

彼らの活動とコントは、日本のコメディ界において重要な存在であり、多くのファンに笑いを届け続けています。彼らのこれからの活動にも期待がかかります。

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