アンソニー・エドワーズ (バスケットボール)

アンソニー・デバンテ・エドワーズ

アンソニー・デバンテ・エドワーズ（Anthony DeVante Edwards）は、アメリカのジョージア州アトランタ出身のプロバスケットボール選手で、現在はNBAのミネソタ・ティンバーウルブズに所属しています。ポジションはシューティングガードで、愛称として「アントマン」または「アント」が用いられています。

経歴

生い立ち

エドワーズは短い頃からアスリートとしての才能を示してきました。少年時代にはアメリカンフットボールで活躍し、ランニングバック、クォーターバック、コーナーバックとしてプレーしていました。この時期にはユースチームに選出されるなど、その実力は周囲からも高く評価されていました。しかし、兄がバスケットボールをプレーする姿を見るうちに、自身もバスケットボールに興味を持ち、次第にその道に進むこととなりました。

ハイスクール

高校時代には素晴らしい成績を残しました。特に4年目のシーズンには、平均29得点、9リバウンド、2アシストという成績を記録し、マクドナルド・オール・アメリカンやジョーダン・ブランド・クラシックに選出されるなど、その実力を全国に知らしめました。

リクルート

その後、エドワーズは世代トップクラスの選手として評価を受け、ESPNなどの主要メディアからは5つ星の評価を得ました。2019年2月11日にジョージア大学へのコミットメントを発表しましたが、フロリダ州立大学、カンザス大学、ケンタッキー大学、ノースカロライナ大学などからもオファーを受けていました。彼がジョージア大学を選んだ理由の一つには、ヘッドコーチのトム・クリーンが自らの憧れであるドウェイン・ウェイドやビクター・オラディポを指導していたことがありました。

カレッジ

2019-20シーズン、デビュー戦では24得点を記録し、これはジョージア大学の新人によるデビュー戦最多得点として歴史に名を刻むものでした。1年目からチームのエースとして活躍し、シーズン平均19.1得点をマーク。その活躍が評価されてオールSECセカンドチームやSEC新人王にも選出されました。そして2020年3月20日、2020年NBAドラフトへのアーリーエントリーを表明し、代理人との契約を結びました。

NBAキャリア

2020年のNBAドラフトでエドワーズはミネソタ・ティンバーウルブズから全体1位で指名され、プロのキャリアをスタートさせることになりました。1年目のシーズン開始当初は控え選手としてプレーしていたものの、ヘッドコーチがクリス・フィンチに交代してからは先発に昇格。チームも徐々に調子を上げ、2021年2月19日のトロント・ラプターズ戦では日本のメディアでも話題となる豪快なダンクを決めました。シーズン通算では全72試合に出場し、平均19.3得点、4.7リバウンド、2.9アシストと素晴らしい成績を収めました。最終的に新人王の受賞には至りませんでしたが、NBAオールルーキーチームの1stチームにも選出されました。

2023-24シーズンには、ユタ・ジャズ戦での31得点を含め、同一シーズン内に30得点以上を記録した試合数でチーム新記録を達成。さらに4月10日のワシントン・ウィザーズ戦ではキャリアハイの51得点を挙げるなど、ますます成長を続けています。

人物

エドワーズは野球には特に興味を示しておらず、2021年にMLBで活躍したアレックス・ロドリゲスがティンバーウルブズの共同オーナーに就任した際も、その存在を知らなかったといいます。また、2022年6月にはNetflixのNBAを題材にした映画「ハッスル」に、同じくNBA選手のフアンチョ・エルナンゴメスと共に出演しました。

まとめ

アンソニー・エドワーズは、若くしてその名を轟かせている選手であり、今後の活躍がますます期待されています。彼のプレースタイル、成績、そして個性は、多くのバスケットボールファンにとって魅力的なものです。

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