アンソニー・バス

アンソニー・エドワード・バスのプロフィールと経歴

アンソニー・エドワード・バス（Anthony Edward Bass）は、1987年11月1日生まれで、アメリカ合衆国ミシガン州ウェイン郡トレントン出身のプロ野球選手です。ポジションは投手で、右投右打の選手です。現状ではフリーエージェント（FA）として活動しています。また、日本のNPBでは「アンソニー・バース」という登録名で知られていますが、正しい発音は「バス」です。これは過去に同じ名前を持つランディ・バースの成功を受けてのものです。

経歴

プロ入りとパドレス時代

バスは2008年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから5巡目（全体165位）で指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートしました。2011年6月13日、コロラド・ロッキーズとの対戦でメジャーデビューを果たし、2012年には先発ローテーションに入ります。この年は打撃でも目立った活躍を見せましたが、その後肩の故障により約2ヶ月半の離脱を余儀なくされました。

アストロズ時代

2013年12月、バスはヒューストン・アストロズへの金銭トレードで移籍しましたが、2014年11月に40人枠から外れた後、12月にはフリーエージェントとなりました。

レンジャーズ時代

2014年12月、バスはテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びました。そして2015年4月5日にメジャー契約を結び、開幕をメジャーリーグで迎えました。この年は33試合に登板し、チームに貢献しましたが、勝ち星は上げられず、防御率は4.50でした。

日本ハム時代

2015年11月、トレードによりシアトル・マリナーズへ移籍しましたが、2016年1月に自由契約となり、その翌日には北海道日本ハムファイターズと契約を結びました。初登板は3月30日で、初先発は苦戦しましたが、その後リリーフに転向し安定した投球を見せました。最終的には37試合に登板し、8勝を挙げました。特に日本シリーズでは3勝を挙げる活躍を見せ、優秀選手賞を受賞しました。

レンジャーズ復帰

2017年にはレンジャーズに復帰し、その後、シカゴ・カブスやシンシナティ・レッズなどを経て、2021年にはマイアミ・マーリンズと契約しました。

ブルージェイズ時代

2022年8月にはトロント・ブルージェイズに復帰し、2023年にはプライドウィーケンドを前にDFAとなりました。彼のキャリアにはいくつかの波乱がありましたが、常に自身の投球スタイルを改良し、さまざまな役割を果たすユーティリティピッチャーとして評価を受けています。

投球スタイル

バスの投球スタイルは、主にリリーバーとして活躍し、速球系（フォーシーム、カットボール、ツーシーム）を中心に構成されています。速球の最速は約160.5km/hで、日本では155km/hを記録しました。また、スライダーやチェンジアップも効果的に使用し、特にスライダーでは高い空振り率を誇っていました。通算奪三振率は低めですが、ゴロで打ち取るスタイルが特徴です。

人物

バスは私生活でも注目される存在です。2023年4月には、家族で搭乗した際のトラブルをSNSで報告し話題になり、その後も反LGBTの意見を表明して炎上しました。その結果、プライドウィーケンドを前にDFAとなるなど、激しい議論に巻き込まれました。

詳細情報

最後に、アンソニー・バスのキャリアにおいて得た栄光や苦労、そして今後の展望に注目が集まります。

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