アンドリュー・ナップ

アンドリュー・ナップ：波瀾万丈なキャリアを歩んだ捕手

アンドリュー・マイケル・ナップ（Andrew Michael Knapp）は、1991年11月9日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ローズビルに生まれました。右投両打の捕手として、メジャーリーグベースボール（MLB）で活躍しました。

プロ入りとフィリーズ時代

2010年のMLBドラフトでオークランド・アスレチックスから41巡目で指名を受けましたが、契約せずにカリフォルニア大学バークレー校へ進学。2013年のMLBドラフトでフィラデルフィア・フィリーズから2巡目（全体53位）で指名され、プロの道を歩み始めました。A-級ウィリアムズポート・クロスカッターズでプロデビューを果たし、2017年には開幕25人枠入りし、4月6日にメジャーデビューを飾りました。

フィリーズでは、2018年にホルヘ・アルファーロに次ぐ2番手捕手として84試合に出場。2019年もJ.T.リアルミュートの控えとして74試合に出場しました。2020年には、背番号15が永久欠番となったため、シーズン途中で背番号を7、さらには5に変更するという珍しい経験もしています。2021年は打率.152と苦しみましたが、62試合に出場しました。

移籍と苦難の時期

2021年オフにFAとなると、シンシナティ・レッズとマイナー契約を結びましたが、2022年4月に自由契約に。その後、ピッツバーグ・パイレーツとメジャー契約を結びましたが、11試合の出場でDFAとなり、FAとなりました。その後、シアトル・マリナーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツと契約しましたが、いずれも短期間でチームを離れることとなりました。

2022年オフにはデトロイト・タイガースとマイナー契約を結びましたが、2023年8月に自由契約。その後、ヒューストン・アストロズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格は叶いませんでした。

2023年12月にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びましたが、再び自由契約に。その後、ジャイアンツとメジャー契約を結び、2年ぶりにメジャーの舞台に立ちましたが、結果を残せずAAA級に降格、FAとなりました。

引退

2025年1月20日、アンドリュー・ナップは現役引退を発表しました。MLBでの出場は、決して順風満帆とは言えませんでしたが、常に全力でプレーする姿勢は多くのファンに感動を与えました。

プレースタイル

ナップは、右投両打の捕手として、打撃ではパンチ力があり、守備では堅実なプレーを見せていました。複数の球団を渡り歩きましたが、その経験を活かし、チームに貢献しようとする姿勢は高く評価されていました。

背番号

34（2017年、2024年8月23日 - 同年8月28日）
15（2018年 - 2020年途中）
7（2020年途中 - 同年途中）
5（2020年途中 - 2021年）
31（2022年 - 同年途中）
40（2022年途中 - 同年途中）
33（同年途中 - 同年終了）

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