アンドレア・モティス

アンドレア・モティス：スペインが誇るジャズ界の至宝

アンドレア・モティス（Andrea Motis、1995年5月9日 - ）は、スペインのバルセロナ出身のジャズ歌手、トランペット奏者として世界的に知られています。彼女の音楽は、ジャズの伝統と革新的なアプローチが融合したものであり、その歌声はカタルーニャ語、スペイン語、ポルトガル語、英語という多様な言語で表現されます。

幼少期から開花した音楽の才能

モティスは7歳から音楽の道へ進み始めました。バルセロナ郊外にあるサン・アンドレウ市立音楽学校で音楽の基礎を学び、トランペットとサクソフォーンの腕を磨きました。彼女の才能はすぐに開花し、同校の主席トランペット奏者として活躍しました。

ジョアン・チャモロとの出会いとサン・アンドレウ・ジャズ・バンドへの参加

2007年、12歳の時に、モティスは彼女の音楽キャリアにおいて重要な出会いを果たします。それは、教師であり音楽家でもあるジョアン・チャモロが率いるサン・アンドレウ・ジャズ・バンドへの参加でした。このバンドでの経験は、彼女の音楽性を大きく成長させるきっかけとなりました。

プロとしての躍進

2010年、15歳になったモティスは、ジョアン・チャモロとの共同名義でジャズ・スタンダード・アルバム『Joan Chamorro presenta Andrea Motis』をレコーディングし、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後も、2012年には2枚目のアルバム『Feeling Good』をリリースし、その才能を広く知らしめました。

2017年には、名門ジャズ・レーベルであるインパルス!からデビュー・アルバム『エモーショナル・ダンス』をリリースし、メジャー・デビューを果たしました。このアルバムは、彼女の音楽的な多様性と成熟度を示すものであり、世界中のジャズファンから高い評価を受けました。

多彩なディスコグラフィ

アンドレア・モティスは、これまでに数多くのアルバムをリリースしています。彼女のリーダー・アルバムとしては、以下のような作品があります。

Joan Chamorro presenta Andrea Motis (2010年)
Feeling Good (2012年) ※ジョアン・チャモロとの共同名義
Motis Chamorro Quintet Live at Jamboree (2013年)
Coses Que Es Diuen Però Que No Es Fan (2014年)
Motis Chamorro Big Band Live (2014年)
Live at Casa Fuster (2014年)
Live at Palau de la Música (2015年)
He's Funny That Way (2016年)
エモーショナル・ダンス (2017年)
もうひとつの青 (アズール) (2019年)
カラーズ・アンド・シャドーズ (2021年) ※WDRビッグバンドとの共演
ループホールズ (2022年)

また、彼女はサン・アンドレウ・ジャズ・バンドのアルバムや、様々なアーティストの作品にも参加しており、その幅広い音楽活動が伺えます。

今後の活躍

アンドレア・モティスは、その卓越した音楽性と表現力で、ジャズ界において独自の地位を確立しています。彼女の今後の活躍から目が離せません。

公式インスタグラム

もう一度検索