アンバークォーツ

アンバークォーツ：失われた記憶と新たな絆の物語

『アンバークォーツ』は、2009年 1月23日にコットンソフトから発売された18禁アドベンチャーゲームです。初回限定版には、デジタルコンテンツCD、グッズ、小説などが同梱される豪華仕様でした。

ストーリー：7年越しの再会と、蘇る記憶

かつて固い絆で結ばれていた6人の幼馴染み。しかし、ある出来事をきっかけに彼らは疎遠になり、7年の歳月が流れていました。主人公・安藤昴は、平穏な学園生活を送る中、突如として幼馴染みたちと再会します。忘れかけていた思い出、そして彼らの身に起きた出来事。新たな日常が幕を開け、彼らを取り巻く謎が明らかになっていきます。

ゲームシステム：エピソード形式と攻略キャラ

ゲームはエピソード形式で進行します。最初は1stエピソードから始まり、エピソードクリア後に次のエピソードを選択できます。攻略可能なキャラクターは4名おり、3rdエピソードまでは共通ルートです。4thエピソード以降は、選択肢によって分岐が発生し、ヒロインルートへと進んでいきますが、初回プレイ時は攻略キャラクターが固定されています。

テキストは画面下のウィンドウに表示され、一般的なアドベンチャーゲームのシステムを採用しています。3rdエピソードまでは選択肢がストーリーに影響を与えることはありませんが、4thエピソード以降は、選択によって攻略キャラクターが変化します。全てのキャラクターとエピソードをクリアすることで、物語全体の謎が解き明かされていきます。

エピソード構成：複雑に絡み合う物語

物語は複数のエピソードで構成されており、それぞれのエピソードが全体ストーリーに深く関わっています。主なエピソードは以下の通りです。

1st & 2nd Episode：終わりの始まり -First Contact-
3rd Episode：始まりの終わり -Second Contact-
4th Episode：琥珀の季節 -Amber World-
Another Episode：砂塵学園 -Desert School-、星降る夜 -Merry Xmas-、記録（オモイデ） -Diary-
5th Episode：無垢の結晶 -Innocent Quartz-
6th Episode：記憶 -Amber Quartz-
Extra Episode：落陽 -Fall Down-、昇華 -Sunrise-

これらのエピソードを通して、主人公と幼馴染みたちの複雑な人間関係、そして7年前の事件の真相が明らかになっていきます。

登場人物：個性豊かなキャラクターたち

魅力的なキャラクターたちが物語を彩ります。主人公・安藤昴をはじめ、幼馴染みたち、そして彼らを取り巻く人々。それぞれに複雑な過去や思いを抱え、物語に深みを与えています。

メインキャラクター

安藤昴（主人公）：7年前の出来事をきっかけに、心を閉ざした少年。
持月なゆた：昴の後輩で、彼に好意を抱く明るい少女。
水那倉智：昴のクラスメートで、幼馴染みの1人。天才肌だが、人付き合いが苦手な一面も。
姫路サリナ：幼馴染みの1人で、ツンデレな性格のお嬢様。
時国弥夜子：幼馴染みの1人で、神社の娘。
須賀恭平：幼馴染みの1人で、格闘技に励む寡黙な少年。
コト：記憶と感情を持たない少女。

サブキャラクター

物語を盛り上げる数多くのサブキャラクターたちも登場します。それぞれのキャラクターが、それぞれの役割を果たし、物語に彩りを添えています。

舞台と用語：祭澤市とその周辺

物語の舞台は、架空の都市・祭澤市です。隕石落下という過去があり、宇宙に関連する地名や施設が多く存在しています。

祭澤市：本作の舞台となる地方都市。
立祭澤学園：主人公たちが通う高校。
宇宙記念公園：市内にある自然公園。
シャトル通り商店街：祭澤駅西口にある商店街。

スタッフ：豪華スタッフ陣が贈る作品

『アンバークォーツ』は、実力派のスタッフ陣によって制作されました。美しいイラスト、そして練り込まれたシナリオが、プレイヤーを物語の世界へと引き込みます。

アンバークォーツ