株式会社アンビット:任天堂ゲーム専門誌『Nintendo DREAM』を中心とした出版社
株式会社アンビットは、主に
コンピュータゲーム関連の雑誌・書籍を手掛ける日本の
編集プロダクション・
出版社です。特に
任天堂のゲーム機に関する
出版物で知られています。
概要
アンビットは、1999年末に
徳間書店内のインターメディア・カンパニーが解散したことが設立のきっかけとなりました。インターメディア・カンパニーは当時、
コンピュータゲーム関連の雑誌・書籍を担当しており、『Nintendoスタジアム』の編集はその中心的な業務の一つでした。同カンパニーに所属していたスタッフが中心となり、2000年にアンビットが設立されました。
設立当初の社長は、かつて『
ファミリーコンピュータMagazine』の初代編集長を務め、インターメディア・カンパニーの前身である
徳間書店インターメディアの実質的な創業者でもあった山森尚氏でした。設立の経緯から、当初は毎日コミュニケーションズ(現在の
マイナビ)が発行を引き継いだ『Nintendoスタジアム』や、
徳間書店時代から続く『広技苑』(旧名:『超絶大技林』)の編集を主に担当していました。
2002年7月には、毎日コミュニケーションズが編集・発行していた『Nintendo DREAM』に『Nintendoスタジアム』が統合され、アンビットの社内に『Nintendo DREAM』の編集部が設置されました。ただし、発行は引き続き毎日コミュニケーションズが行い、『Nintendo DREAM』の編集長職、または編集長が不在時に設けられたディレクター職には、毎日コミュニケーションズの社員が就任していました。
2010年秋、アンビットは毎日コミュニケーションズとの関係を解消し、『Nintendo DREAM』の発行元をアンビット、発売元を
徳間書店とする体制に移行しました。これにより、アンビットが同誌の編集を完全に担当することとなり、編集長もアンビットの社員が務めるようになりました。
2011年以降は、
小学館の
任天堂公式ガイドブックやオーバーラップのポケモン関連書籍など、『Nintendo DREAM』に直接関係しない書籍の編集も手がけるようになりました。
主な編集雑誌・書籍
アンビットは、以下の雑誌・書籍の編集に携わってきました。
毎日コミュニケーションズ発行
Nintendoスタジアム (2000年3月 - 2002年6月)
Nintendo DREAM (2002年7月 - 2010年10月)
任天堂ゲーム攻略本
広技苑
Online Player
ゲームキャラグラフ
大都社発行
G-Fan
アンビット発行・毎日コミュニケーションズ発売
Wiiであそぶセレクション 楽しむガイド
ホビージャパン発行
マーベラスエンターテイメントドリーム
アンビット発行・徳間書店発売
Nintendo DREAM (2010年11月 - 現在)
完全攻略本
超絶大技林 (2011年8月に一度だけ復活)
徳間書店発行
戦国BASARA 5周年メモリアルワークス
小学館発行
任天堂公式ガイドブック ハイラル・ヒストリア ゼルダの伝説 大全
任天堂公式ガイドブック
マリオテニス オープン
星のカービィ プププ大全
オーバーラップ発行
ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮 公式ガイドブック
ポケモン不思議のダンジョン マグナゲートと∞迷宮 公式パーフェクトガイド
アンビットは、
任天堂ゲームを中心としたゲーム関連の
出版物において、独自の地位を確立しています。