アンヘル・メナ

アンヘル・イスラエル・メナ・デルガド：エクアドルの至宝、その軌跡

アンヘル・イスラエル・メナ・デルガド（Ángel Israel Mena Delgado）は、1988年1月21日にエクアドルのグアヤキルで生まれた、才能あふれるプロサッカー選手です。現在はリーガMXの強豪、CFパチューカに所属し、エクアドル代表としてもその実力を発揮しています。主に攻撃的MFとして、その創造性と得点能力でチームに貢献しています。

クラブキャリア

メナのサッカーキャリアは、2004年に名門CSエメレクのユースチームに入団したことから始まりました。2007年にはプロ契約を結び、トップチームへと昇格を果たしますが、当初は出場機会に恵まれませんでした。しかし、2010年にデポルティーボ・クエンカへのローン移籍が、彼の才能を開花させる転機となります。ここでは30試合に出場し、5得点を挙げる活躍を見せ、その名を広く知らしめました。

エメレクに復帰後、メナはチームの中心選手として確固たる地位を築き上げます。2014年シーズンからは3年連続で二桁ゴールを達成し、2016年シーズンには自己最多となる16ゴールを記録するなど、圧倒的な存在感を示しました。

2017年2月、メナは新たな挑戦の場として、メキシコ・リーガMXのクルス・アスルへ移籍します。途中加入となった2016-17シーズンは16試合に出場し、5得点1アシストを記録。2018年3月10日のCFパチューカ戦では、チームの3点目となるゴールを決め、5-0の大勝に大きく貢献しました。しかし、2018-19シーズンは出場機会が減少し、2019年1月にクラブ・レオンへ移籍を決断します。新天地では、加入後23試合で14得点を挙げるなど、その得点能力を改めて証明しました。

代表キャリア

メナは、2014 FIFAワールドカップのエクアドル代表候補に選ばれましたが、最終的には落選という結果に終わりました。しかし、2015年3月のメキシコ戦で念願の代表デビューを飾り、その後はエクアドル代表の重要な戦力として活躍しています。2016年に開催されたコパ・アメリカ・センテナリオや、コパ・アメリカ2019のメンバーにも選出され、国際舞台での経験を積んでいます。

2022 FIFAワールドカップでは、エクアドル代表の一員として出場し、その実力を世界に示しました。これまでに国際Aマッチ54試合に出場し、7得点を記録しています（2015年-）。

アンヘル・メナは、その卓越した技術と得点能力で、クラブと代表の両方で輝きを放ち続ける、エクアドルの至宝と言えるでしょう。今後の更なる活躍が期待されます。

もう一度検索