アークロード (ARCHLORD)
アークロードは、かつてNHN Gamesが開発し、NHN Japanが運営していたMMORPGです。2005年に
韓国でサービスを開始し、日本では
2007年から2012年まで
ハンゲームで展開されていました。現在は有志の運営する海外サーバーでプレイ可能です。
概要
舞台は「カントラ大陸」。プレイヤーは絶対君主「アークロード」を目指し、冒険を繰り広げます。
アークロード
アークロード決定戦で勝利したギルドのマスターは、特別な権限を持つ「アークロード」となります。専用スキルや乗り物、経験値2倍タイムの設定など、様々な特権を駆使して大陸を支配します。しかし、一度でも死亡するとその地位を失います。
対人戦
GVG (ギルド対抗戦)
ギルド同士が実力を競い合う対戦モードです。ギルドマスターが対戦を申し込み、承諾されると開始。時間内は安全地帯でも戦闘が可能で、より多くの敵を倒したギルドが勝利となります。勝利ギルドにはギルドポイントが与えられ、攻城戦への参加優先権が得られます。
攻城戦
週に一度、各界の城を巡って行われる大規模戦闘です。制限時間内に城内の玉座を占拠したギルドが勝利し、城主となります。城主は、城が支配する都市の税率を決定し、税収を得ることができます。
アークロード決定戦
月に一度、各界の城主たちがレンスフィア城を奪い合う、アークロードの座をかけた戦いです。勝利ギルドのマスターが新たなアークロードとなり、支配していた城は空位となります。
PVP (プレイヤー対プレイヤー)
プレイヤー同士の1対1の戦闘です。お互いの合意が必要です。レベルの低いプレイヤーへの先制攻撃はマナー違反とされています。
PK (プレイヤーキル)
合意なしに行われるプレイヤー間の戦闘です。PKを繰り返すとバッドポイントが累積し、悪質なプレイヤーとして認識されます。PKerへの報復として、PKK (プレイヤーキルキル) が行われることもあります。
敵対
ギルド同士が敵対関係になると、常にGVGと同じ状態になります。敵対関係の解消には、両ギルドマスターの合意が必要です。
パーティ
ボーナス経験値
パーティを組むと、人数に応じてボーナス経験値が得られます。経験値目的でパーティを組むプレイヤーは「経験君」と呼ばれ、報酬を得る者もいました。
経験値配分
モンスターに与えたダメージに応じた「貢献度配分」と、均等に分配する「レベル均等配分」の2種類があります。魔法職による範囲狩りが効率的な狩り方として知られていました。
アイテム配分
貢献度、順次獲得、自由獲得の3つの方式があります。
生産システム
採集
モンスターの死骸から素材を収集します。
料理
採集アイテムと食材を組み合わせて料理を作ります。料理を食べると、一定時間ステータスが向上します。
錬金術
採集アイテムから錬金術の箱や変身ポーションを作成します。変身ポーションは移動速度上昇効果のあるものが重宝されました。
トレード
直接取引
プレイヤー同士でアイテムを直接取引します。
取引所
アイテムを取引所に出品し、売買を行います。取引成立後には手数料が発生します。
チャット
様々なチャットチャンネルがあり、コミュニケーションに利用されました。
通常チャット (白チャ)
ささやき
地域シャウト
ギルドチャット
同盟チャット
種族のラッパ
精霊の叫び
アークロードチャット
種族・クラス
ヒューマン
バランスの取れた種族。ナイト、アーチャー、メイジの3つのクラスがあります。
オーク
屈強な種族。バーサーカー、ハンター、ソーサラーの3つのクラスがあります。
ムーンエルフ
女性限定の種族。エレメンタリスト、レンジャー、スワッシュバックラーの3つのクラスがあります。
ドラゴンシオン
独自の進化を遂げた種族。シオン、サマナー、オービター、スレイヤーの4つのクラスがあります。
アイテム
武器
片手剣、片手斧、メイス、両手剣、両手斧、弓、ボウガン、カタリア、チャクラム、スタッフ、ワンド、レイピア、ダガー、カロン、ゼノンなど、様々な武器が存在します。
防具
頭、手、足、胴体、腰の5箇所に装備する防具があります。クラス毎に専用装備が存在します。
アクセサリ
指輪と首飾りがあり、装備すると固有の能力が付与されます。
祈願石・精霊石
装備アイテムを強化するアイテムです。攻撃力、防御力、HP、属性攻撃力などを高めることができます。
世界
カントラ大陸には、ヒューマン界、オーク界、ムーンエルフ界、ドラゴンシオン界の4つの種族領域が存在します。中央部にはどの種族にも属さない砂漠地帯シランシウムやアークロードが支配するウィンドリル地方があります。
その他のフィールド
テラノア、ハイドバッグ、レンスフィア城、コントラハウス、シランシウム、精霊界、カオティックフロンティア、ヘヴンズヘルなど、様々なフィールドが存在します。
日本でのサービス
2007年より日本でのサービスが開始されましたが、2012年に終了しました。