アーニー・ディフランコ

アーニー・ディフランコ（Ani DiFranco、1970年9月23日 - ）は、アメリカ合衆国の女性シンガーソングライターであり、その音楽性と社会的なメッセージで知られています。彼女は、1990年代初頭から現在に至るまで、インディペンデントな姿勢を貫き、自身のレーベル「Righteous Babe Records」を通じて作品を発表し続けています。

ディフランコの音楽は、フォーク、ロック、ジャズ、ファンクなど、多様なジャンルを融合させたものであり、彼女自身のギター演奏と独特な歌声が特徴です。歌詞は、個人的な経験や感情だけでなく、社会問題や政治的なメッセージも含まれており、フェミニズム、LGBTQ+の権利、環境問題など、幅広いテーマを扱っています。

彼女は、アルバム制作、ライブパフォーマンス、詩作など、多岐にわたる活動を通じて、自身のメッセージを発信し続けています。特に、ライブパフォーマンスは、彼女の音楽の魅力を最大限に引き出すものであり、多くのファンを魅了しています。

2010年には、アナイス・ミッチェル作詞作曲脚本のミュージカル『ヘイディズタウン』のコンセプト・アルバム『Hadestown』にペルセポネー役で参加し、その才能を遺憾なく発揮しました。

以下に、彼女の主要なディスコグラフィを示します。

スタジオ・アルバム
ザ・ファースト - Ani DiFranco (1990年)
ナット・ソー・ソフト - Not So Soft (1991年)
インパーフェクトリー - Imperfectly (1992年)
パドル・ダイヴ - Puddle Dive (1993年)
アウト・オブ・レンジ - Out of Range (1994年)
ノット・ア・プリティ・ガール - Not a Pretty Girl (1995年)
ディレイト - Dilate (1996年)
リトル・プラスティック・キャッスル - Little Plastic Castle (1998年)
アップ・アップ・アップ・アップ・アップ・アップ - Up Up Up Up Up Up (1999年)
トゥ・ザ・ティース - To the Teeth (1999年)
レヴェリング / レコニング - Revelling/Reckoning (2001年)
イヴォルヴ - Evolve (2003年)
エデュケイテッド・ゲス - Educated Guess (2004年)
ナックル・ダウン - Knuckle Down (2005年)
Reprieve (2006年)
Red Letter Year (2008年)
¿Which Side Are You On? (2012年)
Allergic to Water (2014年)
Binary (2017年)
ザ・パスト・ディドント・ゴー・エニィホェア - The Past Didn't Go Anywhere (1996年) (ユタ・フィリップス&アーニー・ディフランコ)
フェロウ・ワーカーズ - Fellow Workers (1999年) (ユタ・フィリップス&アーニー・ディフランコ)

ライブ・アルバム
リヴィング・イン・クリップ - Living in Clip (1997年)
ソー・マッチ・シャウティング / ソー・マッチ・ラフター - So Much Shouting, So Much Laughter (2002年)
その他多数のOfficial Bootleg series

EP
More Joy, Less Shame (1996年)
Swing Set (2000年)
Play God (2016年)

コンピレーション・アルバム
Like I Said: Songs 1990–91 (1993年)
Canon (2007年)

映像作品
Render: Spanning Time with Ani DiFranco (2002年)
Live at Babeville (2008年)

詩集
Self-evident: poesie e disegni (1996年)
* Verses (1996年)

アーニー・ディフランコは、その音楽性と社会的な活動を通じて、多くの人々に影響を与え続けている、現代を代表するアーティストの一人と言えるでしょう。

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