アーマード・コア (架空の兵器)

アーマード・コア（Armored Core）

アーマード・コア（AC）は、ゲーム『アーマード・コア』シリーズに登場する架空の汎用機動兵器を指します。これらの機体は各種パーツで構成され、プレイヤーが自らの戦闘スタイルに合わせてカスタマイズが可能です。シリーズ内でのACのデザインは、メカデザイナー河森正治が手がけています。

概要

アーマード・コアの基本構造は、「コア」と呼ばれる胴体を中心に、頭部や腕部、脚部などのパーツを組み合わせて作成されます。《初代》と《AC2》など、異なるシリーズごとに設定されるACの属性や機能には違いがありますが、共通して高い汎用性を持っています。

ACの起源は、マッスル・トレーサー（MT）という人型の作業機械に由来し、これに各部位を交換可能な構造を持たせたCMT（Cored MT）が登場し、ACに進化しました。これにより、ACは地球上の様々な地形や低重力、無重力環境でも適応し、作戦行動を行うことが可能です。水中に進入できる性能を持つ機体もありますが、完全な水中活動には対応していません。

動力源

アーマード・コアは「ジェネレータ」と呼ばれる動力源を用いますが、その詳細は多くの場合不明です。『AC4』ではノーマルACが燃料電池で駆動され、一方で『初代』シリーズの設定では水素タービンエンジンが実用化されていたと言われています。

機体サイズと性能

ACのサイズはシリーズによって異なります。初代から『MOA』の時期には、戦車の砲塔ほどのサイズが共通認識で、最も一般的な二脚型では約10メートル、近年の作品では約5メートルに設定されています。このサイズや性能は、作中での演出に影響を受けて変化することがあります。

機体の動作性能はシリーズや個体によって異なるものの、ACは非常に高い機動性を誇ります。歩行移動は一般的な自動車と同程度であり、ブースターを駆使したダッシュでは時速200〜600kmを実現します。また、オーバードブーストやグライドブーストを使うことでさらなる速度を発揮できます。特に、『AC4』に登場するネクストは最高時速が1000kmを超えることが可能です。

パーツの構成

ACは以下のパーツによって構成されています。

• - コア: 機体の中心となる部位。コクピットが組み込まれ、シリーズごとに異なる形状があります。
• - 頭部: 外部情報を分析し、機体の安定性に寄与します。レーダーや生体センサーなどの機能を持つものも存在します。
• - 腕部: 通常のマニピュレーターと、大型武器を取り付けることができる武器腕に分類されます。
• - 脚部: 機体の動きに直接影響を与えます。二脚型や四脚型、タンク型など、設計により様々です。

各部位の役割

コア

コアは機体の中心部分で、多様な機能を持つ各種オプションを装備クリーニング*

頭部

演算機能を担い、敵のACに関する情報を提供します。古いシリーズではよりシンプルな機能でしたが、新しいシリーズでは高度な情報解析がなされます。

腕部

両腕に持つ装備や武器が柔軟にカスタマイズ可能であり、通常腕や特殊な武器腕が存在してそれぞれ異なる武器を装備できます。

脚部

デザインや性能に応じて多様なタイプが存在。二脚、四脚、タンクなど、それぞれ特性が異なるため、戦況や戦術に合わせた選択が重要です。

結論

アーマード・コアシリーズにおける機動兵器は、パーツを組み合わせることで多様な戦闘スタイルや戦略を実現できる、非常にダイナミックな要素を持っています。これによりプレイヤーは自らの好みに応じた機体を構築し、敵との戦闘を行うことが求められます。特に、各シリーズごとの進化や環境への適応力が、アーマード・コアの魅力の一つとなっており、今後もその進化に注目が集まります。

もう一度検索