イアン・マヒンミ

イアン・マヒンミ：フランスが生んだバスケットボール選手

イアン・マヒンミ（Ian Mahinmi、1986年11月5日 - ）は、フランスのルーアン出身の元プロバスケットボール選手です。ポジションは主にセンターとパワーフォワードを務めました。

若き日とプロデビュー

ベナン人の父親とジャマイカ人の母親の間に生まれたマヒンミは、幼少期にサッカーに熱中。その後、バスケットボールに転向し、14歳で身長が183cmに達しました。バレーボールも経験しています。2003年、16歳で国内リーグにてプロデビューを果たし、2004年にはU-18フランス代表としてU-18バスケットボール欧州選手権に出場し、スカウトの注目を集めました。STBル・アーヴルに3シーズン所属し、2005-06シーズンには平均9.7得点、5.2リバウンドを記録しました。

2006-07シーズンには、リーグ・ナショナル・バスケットボールのÉBポー・オルテッズに移籍しています。

NBAへの挑戦

2005年のNBAドラフトで、マヒンミは1巡目全体28位でサンアントニオ・スパーズに指名されました。ドラフト公式ガイドに載っていない彼の指名は、他のチームに驚きを与えました。スパーズは、彼を引退したビッグマン、デビッド・ロビンソンの後継者として期待。2006年のサマーリーグでは運動能力の高さを披露しましたが、リバウンドやポストプレーでは十分なアピールができず、ポー・オルテッズに入団。2007年8月23日、スパーズと契約し、NBA選手となりました。同年10月30日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でNBAデビューを飾りました。

ダラス・マーベリックスでの飛躍

2010年7月13日、ダラス・マーベリックスに加入。同年12月7日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦で12得点、10リバウンドを記録し、初のダブルダブルを達成。2011年1月15日のメンフィス・グリズリーズ戦では自己最高の17得点を挙げました。このシーズン、チームはNBAファイナルに進出し、マイアミ・ヒートを4勝2敗で破り、見事優勝を果たしました。

インディアナ・ペイサーズ、ワシントン・ウィザーズ時代

2012年7月12日、インディアナ・ペイサーズに移籍。2015-16シーズンには、ロイ・ヒバートの移籍に伴い、自身初の先発に定着。71試合に先発出場し、平均25.6分の出場で9.3得点、7.1リバウンド、1.5アシスト、0.9スティール、1.1ブロックを記録。プレーオフでも全7試合に先発出場しましたが、1回戦でトロント・ラプターズに敗れました。

2016年7月2日、ワシントン・ウィザーズと4年契約を締結。

引退後

2021年7月6日、イアン・マヒンミは現役引退を表明しました。

NBA 個人成績

※ 2011-12シーズンは66試合、2019-20シーズンは72試合で打ち切り

イアン・マヒンミは、その恵まれた体格と運動能力でNBAの舞台で活躍し、ダラス・マーベリックスでの優勝に貢献しました。彼のバスケットボール人生は、多くの人々に感動を与え、記憶されることでしょう。

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