イェルネイ・ダミヤン

イェルネイ・ダミヤン

イェルネイ・ダミヤン（Jernej Damjan、1983年5月28日生まれ）は、スロベニアのリュブリャナ出身の元スキージャンプ選手です。彼はスキー界でのキャリアを通じて数々の成果を収めており、多くの国際大会やオリンピックに出場したことで知られています。

経歴の概要

ダミヤンは2004年に優れた才能を示し、ワールドカップリベレツ大会でデビューしました。初日は43位、翌日には27位に入るなど徐々にスキルを磨いていきました。2004/05シーズンの世界選手権では、個人戦のノーマルヒルで6位、ラージヒルで13位を記録し、団体戦では銅メダルを獲得。このシーズン、ワールドカップ総合では15位にランキングされました。

彼のオリンピック初出場は2006年トリノオリンピックで、個人ノーマルヒルで35位、ラージヒルで28位、団体で10位の成績を収めました。しかし、彼の真のポテンシャルは2006/07シーズンに明らかになり、ワールドカップヴィリンゲン大会で3位に入り、初の表彰台に上がりました。この勢いを持ち続けて、2007/08シーズンにもワールドカップヴィリンゲン大会で2位を記録し、シーズン総合では15位となりました。

オリンピックとワールドカップでの挑戦

ダミヤンは2010年バンクーバーオリンピックにも出場し、個人ノーマルヒルで38位、個人ラージヒルで33位に終わりました。しかし、2011/12シーズンの世界選手権では団体ラージヒルで銅メダルを獲得し、彼のキャリアにおける重要な瞬間となりました。2013/14シーズンには最高のパフォーマンスを見せ、札幌大会で2位、さらに同大会で初の優勝を果たしました。

2014年のソチオリンピックでも良い成績を収め、個人ノーマルヒルで9位、団体ラージヒルで5位となりました。続く2018年の平昌オリンピックでは、個人ノーマルヒルで28位、団体ラージヒルで5位となり、そのキャリアの集大成とも言える出場でした。

引退とその後

ダミヤンは2018/19シーズン後、競技生活の引退を決断し、2021年5月にその意向を発表しました。彼の名前は、スロベニアのスキージャンプの歴史に長く刻まれることでしょう。彼は競技生活中に多くの大会に参加し、通算で優勝が2回、2位が2回、3位が4回を記録しています。また、サマーグランプリでは優勝が2回、2位が6回、3位が3回となっており、彼のスキージャンプへの貢献は計り知れません。

ダミヤンの経歴は彼の努力と才能の証であり、彼にとって非常に意義深いものでした。

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