イエゴン・ヴィンセント・キベット

イェゴン・ヴィンセント・キベット

イェゴン・ヴィンセント・キベット（Vincent Kibet Yegon、生年月日：2000年12月5日）は、ケニアのボメットカウンティ・ソティック出身の陸上競技選手であり、専門分野は長距離走です。東京国際大学の経済学部を卒業し、現在はHonda陸上競技部に所属しています。彼のストーリーは、努力と才能が結実した素晴らしいものです。

経歴

キベットは、ケニアのチェビルベレク高校出身です。2016年からはケリチョカウンティ・リテインの陸上クラブに入り、本格的に陸上競技の道を歩み始めます。2019年には日本に渡り、東京国際大学に入学、駅伝部に所属して競技を続けました。

2018年

彼は2018年6月にU20世界陸上ケニア代表選考会に初参加し、5000m公式大会で4位となり自己ベストを更新しましたが、U20世界陸上代表には選ばれませんでした。その後、モロッコで行われた10kmロード大会で優勝し、確かな実力を示しました。

2019年

日本に到着してから、キベットは金栗記念大会5000mで優勝し、続く大会でも素晴らしい記録を残します。同年の全日本大学駅伝選考会10000mでは、自己ベストを更新し、チームの本戦出場に大きく貢献しました。また、ホクレン・ディスタンスチャレンジ士別大会の5000mでは、再度自己ベストを記録しました。

2020年

初の箱根駅伝に出場した2020年には3区を担当し、区間新記録を樹立してチームのタスキリレーをトップで行うという偉業を成し遂げました。この年は、その後のレースでも好成績を収め、最終的には5000mの自己ベストを更新しました。

2021年

2021年の箱根駅伝では再び素晴らしいパフォーマンスを見せ、個人区間新記録を樹立し、MVPに相当する金栗四三杯を受賞。彼は5000mと10000mの関東インカレに出場し、それぞれ優勝、記録更新を達成しました。さらに、全日本大学駅伝選考会でもトップ通過を果たしました。

2022年

第98回箱根駅伝では足の痛みが影響して苦しいレースとなりましたが、チームは総合5位でシード権を獲得します。マラソンに挑戦したり、5000mにも再出場し記録を残すなど、着実に成長を続けました。

2023年

第99回箱根駅伝では、急遽4区を担当しながらも区間新記録を樹立しました。実業団ランナーとしてのキャリアが始まり、金栗記念大会では10000mで優勝。自己ベストを次々に更新していく姿勢が、周囲の注目を集めています。

人物と記録

5人兄弟の長男であるキベットは、幼少期には軍人を夢見ていました。彼はケニア料理のウガリや日本の牛丼が好きです。
キベットは、多くの大会で素晴らしい成績を収めており、今後の活躍にも期待が寄せられています。彼の努力と情熱は、若いアスリートたちにとっても良い手本となるでしょう。

もう一度検索