イエスタデイズ〜大切な贈りもの〜

「イエスタデイズ〜大切な贈りもの〜」は、日本のシンガーソングライター、榎本くるみが2008年に世に送り出したシングル作品です。彼女にとって通算で12枚目、ソロ名義としては8枚目にあたるこのシングルは、同年内に発表された作品としては2枚目となります。

楽曲の背景とタイアップ

このシングルは、榎本くるみのキャリアにおいて特別な位置づけを持つ一枚と言えます。最大の特筆すべき点は、表題曲が自身にとって初めての映画主題歌として起用されたことです。主題歌に選ばれたのは、エスピーオーが配給した映画『イエスタデイズ』。同名のタイトルを持つ楽曲は、映画の世界観と深く結びつき、物語の感動を一層引き立てる役割を果たしています。

プロモーションビデオ

楽曲のイメージを視覚的に表現するプロモーションビデオの制作も注目すべき点です。このビデオのディレクションは、偶然にもタイアップ先の映画『イエスタデイズ』でメガホンをとった窪田崇氏が担当しました。映画監督ならではの視点から映像が構築され、楽曲に込められたメッセージや情感がより立体的に表現されています。

収録曲

このシングルには、以下の2曲が収められています。

イエスタデイズ〜大切な贈りもの〜 [5:26]
エスピーオー配給の映画『イエスタデイズ』のために書き下ろされた主題歌です。約5分半にわたる演奏時間で、聞く者に深い余韻を残します。
さよならの居場所 [5:23]
シングル盤のカップリング曲として収録されています。こちらも5分を超える演奏時間を持つ楽曲です。

制作クレジット

シングルの全収録曲は、榎本くるみ自身とクリエイターのMORによる共作で作詞・作曲が行われています。二人の共同作業によって生み出された楽曲は、榎本くるみの歌声と世界観を最大限に引き出しています。

収録アルバム

表題曲である「イエスタデイズ〜大切な贈りもの〜」は、シングルのリリース後に発表されたアルバム『NOTEBOOK II〜冒険ノート中〜』にも収められています。このアルバムを通じて、より多くのリスナーに楽曲が届けられることとなりました。

その他

このシングルに関する情報は、音楽情報サイトORICON STYLEなどでも確認することができます。

「イエスタデイズ〜大切な贈りもの〜」は、榎本くるみが映画音楽という新たな領域に踏み出した記念碑的な作品であり、彼女のディスコグラフィーを語る上で欠かせない重要なシングルです。感動的なメロディーと心に響く歌詞は、多くのリスナーに大切な贈りものとして受け止められています。

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