イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス

イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス

エルトン・ジョンの1992年に発表されたアルバム『イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス』は、彼のキャリアの中で発表されなかった楽曲をまとめた貴重なコレクションです。このアルバムには、長い間CDとしては販売されていなかった作品や、未発表の曲が多数収録されており、ファン必携のアイテムとなっています。

アルバムの概要

『イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス』には、それぞれの時代のエルトン・ジョンの音楽を垣間見ることのできる数多くのトラックが収められています。特に注目すべきは、エルトンが名義を変えてリリースしたデビューシングル「アイブ・ビーン・ラビング・ユー」です。この曲は1968年に発表され、今作で初めてCD形式で聴けることとなりました。

また、未収録のシングルB面や、アルバム『フレンズ〜オリジナル・サウンドトラック』に含まれる全曲も収載されており、いわばエルトン・ジョンの音楽の回顧録とも言える内容となっています。特に「レット・ミー・ビー・ユア・カー」のデモバージョンは、ロッド・スチュワートに提供されたものであり、その貴重さにファンからも高く評価されています。

収録曲の特徴

アルバムにはディスク1とディスク2があり、それぞれ異なる時代の楽曲が並ぶ構成です。ディスク1では「アイブ・ビーン・ラビング・ユー」を皮切りに、1969年のシングル「イエス・イッツ・ミー」や、「レディ・サマンサ」のステレオミックスなどが収録されています。さらに、「フレンズ」関連の曲群は全曲がCD初収録ということで、特に貴重なトラックとしてファンの熱視線を浴びています。

ディスク2には、デモ音源や別バージョンが多く含まれています。「マッドマン」のデモや、「ロック・ミー・ホエン・ヒーズ・ゴーン」の初出音源など、エルトン・ジョンの創造プロセスを知る上で重要なトラックが収録されています。また、エルトン・ジョンの楽曲の様々なバージョンが収められており、聴き比べる楽しさも感じられます。

まとめ

このアルバムは、エルトン・ジョンの膨大な楽曲から特に貴重な音源を集めたものであり、ファンにとっては心に残る作品です。また、彼の音楽キャリアの深さや、多様性を示す貴重な証拠でもあります。『イエス・イッツ・ミー〜レア・トラックス』は、エルトン・ジョンの音楽を愛する全ての人にとって、聴く価値のある一枚ではないでしょうか。

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