『
イナズマイレブン3 世界への挑戦!!』は、
レベルファイブが開発した
ニンテンドーDS用の収集・育成
サッカーRPGです。このゲームは『
イナズマイレブン』シリーズの第3作品で、
2010年7月に「スパーク」と「ボンバー」という2つのバージョンがリリースされました。その後、同年末には劇場版のキャラクターとストーリーを組み込んだ「ジ・オーガ」が発表されました。
ゲームの概要
この作品には、登場する敵チームやシナリオにおいて微妙な違いがある2つの基本バージョンと、追加要素を含む「ジ・オーガ」があります。特に特筆すべきは、前作『
イナズマイレブン2 脅威の侵略者』に登場した隠しキャラクター、ヒデナカタが本作に正式に参加し、物語の重要な役割を果たすことです。また、前作から特定のキャラクターやアイテムを引き継ぐ「2→3スーパーリンク」機能も搭載されています。
アニメ版の第68話から89話にかけては、ゲームに先行してストーリーが展開されていたため、プレイヤーはアニメを通じて物語の背景を深く理解できました。
ストーリーの流れ
スパーク・ボンバー
物語は、エイリア学園との戦いから数ヶ月後にスタートします。円堂守が
サッカー部監督の響木に呼び出され、雷門中学校の仲間たちやかつて戦った選手たちが集合します。そこで響木から発表されるのは、世界大会「フットボールフロンティアインターナショナル」(FFI)の開催です。さまざまな国の強豪が集まり、円堂をキャプテンにする「イナズマジャパン」が世界の舞台で挑むこととなります。
ジ・オーガ
未来において、円堂たちの物語から80年後、
サッカーを否定する「闇の勢力」が現れ、彼らは「
サッカーなき世界」の実現を目指します。その中心には円堂がいます。さらに彼らは歴史を改変する計画「オペレーション・サンダーブレイク」を進行するのでした。
登場人物の紹介
この作品には、円堂守を始め、豪炎寺修也や鬼道有人といった主要キャラクターが登場します。円堂は雷門
サッカー部の熱血キャプテンで、自らの信念に基づいて仲間たちと共に冒険に挑みます。また、円堂のひ孫である円堂カノンや、未来の敵であるヒビキ提督など、新世代のキャラクターも重要な役割を果たします。
バージョンの違い
スパークとボンバーでは、内容の細部や登場キャラクターが異なり、独自のストーリー展開があります。「ジ・オーガ」では未来の世界観が広がり、過去からのキャラクターや設定も盛り込まれています。特に「ジ・オーガ」では、キャラクター引き抜きのシステムが強化され、多数の選手を自チームに加えることができます。
新システムとゲームメカニクス
本作では、必殺技やタクティクスの導入により戦略的要素が強化されています。シュートチェインやエクストラ対戦ルートなど、多様なプレイスタイルが楽しめます。また、新たに追加されたトーナメントや通信機能は、プレイヤーに新しい体験を提供します。
主題歌
各バージョンには異なる主題歌も用意されています。オープニングとエンディングテーマは、作品ごとに親しみやすい曲調が採用され、多くのファンに楽しまれました。
体験型アトラクション
2010年にはアミューズメントパークで関連するイベントが開催され、訪れたファンは体験を通じてゲームの世界を楽しむことができました。参加者は日本代表入りを目指して、課題に挑戦する機会も得られました。
「11 for Africa」プロジェクト
この作品は、
サッカーを通じた教育支援プロジェクトと連携し、売上の一部がユニセフに寄付される取り組みも行いました。これにより、社会貢献にも貢献しています。
結論
『
イナズマイレブン3 世界への挑戦!!』は、
サッカー好きやRPGファンにとって多くの楽しみが満載の作品であり、独自の魅力を持ったゲーム体験を提供しています。