イナズマイレブンGO

『イナズマイレブンGO シャイン/ダーク』

『イナズマイレブンGO シャイン/ダーク』は、レベルファイブが開発したニンテンドー3DS向けのサッカーRPGであり、2011年12月15日に日本国内で発売されました。本作は人気シリーズ『イナズマイレブン』の続編にあたります。物語は、前作の主人公である円堂守から10年後の稲妻町が舞台となり、新たな主人公松風天馬が雷門中学に入学し、サッカー部に加入するところから始まります。円堂は監督として再登場し、シリーズファンには嬉しい要素が盛り込まれています。

背景と登場人物

本作は前作同様、サッカーを中心に展開されるストーリーですが、環境や状況は大きく変わります。松風天馬は、古豪であるイナズマイレブンの名門校で学びながら、サッカーの楽しさを再発見しようと奮闘します。サッカーを取り巻く状況は厳しく、全国的にサッカーを管理・支配する組織「フィフスセクター」が存在し、勝敗や得点が管理されています。天馬は仲間たちと共に、この組織に立ち向かうために立ち上がる決意を固めます。

2009年に行われた世界大会「フットボール・フロンティア・インターナショナル」以来、サッカーが以前より認知され、雷門中学は競技者を数多く輩出する名門校としての地位を確立しました。天馬の仲間には、剣城京介や神童拓人などの新しいキャラクターが参加し、多彩な選手たちが活躍します。

物語の展開

ホーリーロード編

物語は、円堂守が率いる「イナズマジャパン」がFFIで優勝してから10年後に始まります。天馬はイナズマイレブンのメンバーとして練習を重ねながら、サッカーの醍醐味を再体験し、仲間たちと絆を深めます。しかし、フィフスセクターの影響力に抗うためには、単なる勝利だけではなく、精神的な力も必要です。天馬は自身の情熱を燃やし、思い描くサッカーを取り戻すための旅を続けます。

クロノ・ストーン編

続いて、物語が進むと天馬は不思議な少年から告げられる「お前からサッカーを消去する」という言葉に直面します。彼はサッカーへの情熱と、記憶を取り戻すために時空を超えた冒険に挑みます。過去の仲間たちと再会する一方で、サッカー部の存在が消えてしまった新たな現実に対峙し、混乱と困惑の中で成長していきます。

ギャラクシー編

最終章では、天馬たちは新生イナズマジャパンとして世界規模の大会「フットボールフロンティア・インターナショナル ビジョン2」（FFIV2）に挑むことになります。様々な経験を経て、初めは未熟な者たちが次第に団結し、成長していく様子が描かれます。天馬たちは宇宙からの新たな刺客とも戦い、地球の存亡を賭けたサッカー大会に挑みます。

シリーズとその影響

本作は『イナズマイレブンGO2 クロノ・ストーン ネップウ/ライメイ』や『イナズマイレブンGO ギャラクシー ビッグバン/スーパーノヴァ』という続編へとつながります。また、アニメ版が2011年から2014年にかけて放送され、シリーズの人気を確固たるものにしました。アニメは円堂守と彼の仲間たちの活躍を描きながら、サッカーの魅力を多くの視聴者に伝える役割を果たしています。

このように、『イナズマイレブンGO シャイン/ダーク』は、魅力的なキャラクターと新たなストーリー展開によって、サッカーを通じた友情や勝利の喜びを描いた作品です。

もう一度検索