イブアイしずおか

『イブアイしずおか』の概要

『イブアイしずおか』は、2019年9月27日まで静岡放送（SBSテレビ）で放送されていた地元向けのワイド・報道・情報番組です。通称『イブアイ』と呼ばれ、約10年の歴史を持ちました。番組は、TBSが展開する情報番組の一環としてスタートし、静岡のニュースやイベント、文化に密着した内容で構成されていました。

番組の始まりと発展

2009年に『SBSイブニングeye』という名称で放送を開始しました。この時、静岡県内の他の民放テレビ局と競争しながら、地域に密着した情報番組としての役割を果たすべく設計されたのです。放送時間は始めは16:45であり、主要なニュースセグメントを組み込んだ形で進行されていました。各種の情報やエンターテインメントを盛り込み、視聴者が楽しめる番組に成長していきました。

変遷とリニューアル

番組は数度の改編を経て、16:43、16:45などと放送開始時間を変更し、さまざまな新コーナーや特集が追加されていきました。特に、2014年の改編で『イブアイしずおか』に改称され、キャスター陣の一新が行われ、多様な視点で静岡の情報を提供するようになりました。『イブアイしずおか エンタ』と『イブアイしずおか ニュース』の二部構成となり、視聴者の関心に応える番組作りが進められました。

また、特別企画や連動したイベントも多く、プロ野球のドラフト会議や市町対抗駅伝などの中継を行い、地域の大イベントを盛り上げる役割も担いました。

キャスターと出演者

番組の魅力は、各曜日ごとに異なるキャスターの存在にあります。小沼みのりや水野涼子など、多彩な顔ぶれが出演し、視聴者に親しまれていました。彼らはニュースのキャスターとしてだけでなく、地域の特集やイベント取材にも積極的に関わり、静岡の文化を広く知らせる役割を果たしました。

終焉とその後

2019年9月末にこの番組は幕を下ろし、新たな番組『ORANGE』がスタートしました。これにより、静岡の情報番組としての歴史は一つの節目を迎えることとなりましたが、多くの視聴者に深い印象を残したことは間違いありません。この番組は地域密着型の放送における重要なモデルケースといえるものでした。

最終的な考察

『イブアイしずおか』は、静岡県民にとっての地域の情報源として機能し続け、その発展過程は地元文化の重要性を再確認させるものでした。9年間にわたる放送を通じて、多くの視聴者に愛され、地域の一部としての役割を果たしてきたことは、地域メディアの価値を示す良い例です。次の時代にどのような形で地域新聞が続いていくのか、注視する必要があります。

もう一度検索