イブニング・シックス
『イブニング・シックス』は、
テレビユー福島で放映されていた平日のローカルニュース番組で、視聴者に地域の最新情報を提供していました。
2005年3月28日に放送を開始し、元々の番組『
JNNニュースの森』が終了した後の後継番組として登場しました。番組は、TBS製作の『
イブニング・ファイブ』と連続性があり、18時台のニュース番組として位置づけられていました。
水津邦治が初回のキャスターを務め、「イブロク」と親しみを込めた呼びかけが印象的でした。
番組は、月曜日から金曜日の夕方に放送され、放送時間は月・水・金が18:16から18:55まで、火・木は18:16から18:52でした。ただし、新聞や公式の番組表では、放送時間が17:50から18:55と示されることが多く、視聴者には混乱を招くこともありました。
『イブニング・シックス』の放送は、
2009年3月27日に終了し、その後は『
THE NEWS-f』に変わり、放送時間もわずかに変更されました。
再放送の『イブニング・シックスダイジェスト』も設けられ、深夜に編集された
再放送を提供しました。この
再放送では、最新の
天気予報がCGで視覚的に説明されました。ただし、内容は一部編集され、「
再放送」とのテロップが挿入されるのが特徴でした。
キャスター陣は、平日にわけて交替しながらローカルニュースを担当しており、特に『
グーテン』内の早出しコーナーや昼番組でのローカルニュースも手がけていました。これによって、地域の声を反映したニュースが提供される場としての役割を果たしました。また、番組の末期には、30秒の番組予告も交代で担当し、視聴者に番組の情報をわかりやすく伝える工夫がなされていました。
番組開始当初は、1995年から使用されていた前番組のセットが引き続き使用されていましたが、地上デジタル放送の開始に合わせて2006年4月に新しいセットが導入されました。この新セットは、スタジオのデザインが一新され、広々としたスペースと多様な小物が配置されるなど視覚的に魅力的に仕上がっていました。また、このセットは番組の終了後もしばらくは利用され、背後の背景を整える程度の手直しが加えられながら使用が続けられました。
最終的に、地域のニュースを伝え、身近な情報源として親しまれた『イブニング・シックス』は、福島のメディアシーンにおける重要な一コマを形成していました。視聴者とのコミュニケーションも重視し、その親しみやすさが視聴され続けた理由の一つであったと言えます。