イマジンスタジオ

イマジンスタジオ（imagine STUDIO）

イマジンスタジオは、東京・有楽町に位置するニッポン放送の大型多目的スタジオであり、様々な放送番組やイベントが行われています。このスタジオの前身として存在した「ラジオハウス銀河」についてもご紹介しましょう。

ラジオハウス銀河の歴史

イマジンスタジオのある場所には、かつて「ラジオハウス銀河」と呼ばれるスタジオが存在しました。このスタジオはニッポン放送の旧本社の3階に位置し、宇宙をテーマにしたデザインで知られていました。1970年代から1990年代にかけて、銀河スタジオはさまざまな番組の公開収録やライブイベントで活用され、特に『ラジオ・チャリティー・ミュージックソン』の生放送が行われる重要な場所となりました。

このスタジオでは、音楽ライブや寄席、さらには独自のイベントとしてスキーを行うなど、多彩な催しが開催されました。特に喜多郎が作曲した『ラジオハウス銀河のテーマ・ユートピアの旅』が流れるスタジオは、多くのリスナーに親しまれていました。1998年には『福山雅治のオールナイトニッポン』の最終回も銀河スタジオから放送され、名残惜しくも閉鎖されることとなります。

現在のイマジンスタジオ

ニッポン放送は、1997年に本社をお台場のFCGビルに移転しましたが、公開展示やイベントのための大型スタジオが必要であったため、銀河スタジオはしばらく有楽町に残されていました。しかし、2001年に銀河スタジオは閉鎖され、旧社屋は解体されることとなりました。

その後、2003年12月に現社屋内に新たなオープンスタジオとして「イマジンスタジオ」を設けることが発表されました。ニッポン放送の当時の社長であった亀渕昭信がジョン・レノンやビートルズに強い思い入れを持っていたことから、オノ・ヨーコに「イマジン」の名を付けるよう依頼し、承諾を得ました。また、ジョン・レノンの直筆のロゴや歌詞がスタジオ内に設置され、平和を象徴する場所として位置付けられています。

2004年には新本社ビルが完成し、初めての放送は開局50周年を記念する特別番組でした。イマジンスタジオでは『ロッテヤンスタNo1』や『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW』などの人気番組が行われ、また、新型コロナウィルスの影響により出演者同士の間隔を保つために利用されることもあります。

施設の概要

イマジンスタジオは、以下の設備を備えています：

• - 収容人数：最大300人（スタンディング）、150人（着席）
• - 面積：150平方メートル
• - 控え室：3室（各6畳ほど）

このスタジオはニッポン放送だけでなく、様々なイベントや番組制作のための重要な拠点として機能し続けています。今後も多くのリスナーや視聴者に感動を届ける場所として期待されています。

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