イルミネーション (B'zの曲)

B'z 配信シングル「イルミネーション」

B'zが2024年10月7日にリリースした配信限定シングル「イルミネーション」は、2022年の「SLEEPLESS」以来、約2年ぶりの配信シングルです。この楽曲は、NHK連続テレビ小説『おむすび』の主題歌として、ドラマのために書き下ろされました。

楽曲について

「イルミネーション」は、希望に満ちた輝きをテーマにした楽曲で、メンバーは「泣いて笑って山を越え谷を越え進んでいくように生きて、たどり着いた場所には、無償の愛情に満ちた輝きを放つイルミネーションが待っている」という想いを込めて制作したと語っています。ドラマの台本を事前に読んだ上で楽曲制作に取り掛かり、ドラマの明るいエネルギーと共鳴するような、力強くも温かい楽曲に仕上がりました。

ドラマ制作陣の想い

ドラマの制作統括である宇佐川隆史氏は、企画段階からB'zの楽曲を聴きながら脚本を執筆していたと明かし、「人々を元気にしたい」というシンプルな思いから、B'zに主題歌を依頼した経緯を語っています。宇佐川氏は、B'zの楽曲には「今、大変だろうけど、頑張ってみようよ」というメッセージが込められていると感じ、それがドラマで伝えたい「明るく力強く日々を進む“ギャルマインド”」と共通すると考えました。また、B'zの楽曲の中でも「Easy Come, Easy Go!」のように、日常に寄り添い、人々の背中を押すような楽曲が、今回の朝ドラのテーマにふさわしいと考えたそうです。

宇佐川氏は、B'zへの熱い想いを手紙に綴り、B'zに送付しました。その手紙には楽曲の方向性として「日常の曲」というテーマを提示し、B'z側はオファーを快諾したとのことです。宇佐川氏は、B'zが朝ドラの主題歌を非常に喜んでくれたことに驚きを隠せない様子でした。

楽曲の完成と反響

B'zに依頼してから数ヶ月後、楽曲のデモがドラマスタッフに届けられ、そのデモを初めて聞いた宇佐川氏と脚本担当の根本ノンジ氏は、感動のあまり涙を流したそうです。宇佐川氏は、楽曲を聴いた感想として、「B'zサウンドでありながら、『おむすび』というドラマにすごくフィットしていてすごいと思いました」と語り、楽曲の素晴らしさに感動したと明かしています。

ミュージックビデオ

2024年11月17日には、ミュージックビデオがYouTubeの公式チャンネルと商業施設で同時解禁されました。監督は池田一真氏が務め、幻想的な映像で楽曲の世界観を表現しました。

紅白歌合戦初出場

2024年12月25日には、NHK『紅白歌合戦』に初出場を果たし、特別企画として「イルミネーション」を披露しました。B'zが音楽番組に出演するのは7年ぶりであり、NHKの音楽番組への出演は18年ぶりとなりました。紅白歌合戦でのパフォーマンスは大きな話題を呼びました。

タイアップ

NHK連続テレビ小説『おむすび』主題歌

参加ミュージシャン

松本孝弘：ギター・作曲・編曲
稲葉浩志：ボーカル・作詞・編曲
徳永暁人：ベース・編曲
* 山木秀夫：ドラム

「イルミネーション」は、B'zの新たな一面を魅せる楽曲であり、ドラマ『おむすび』と共に、多くの人々に感動と希望を与え続けています。

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