インクスティック

インクスティックの歴史と影響

インクスティック（Inkstick）は、かつて日本に存在し、東京の音楽シーンに大きな影響を与えたライブハウスグループです。オーナーである松山勲は、東京・西麻布のカフェバー「レッドシューズ」の初代オーナーでもあり、そこからインクスティックを立ち上げました。1980年代から1990年代にかけて、インクスティックは多くのミュージシャンやアーティストが集う重要な場所となり、一時代を築きました。

グループ店舗の紹介

インクスティックは、複数の店舗を持ち、それぞれが独自の魅力を発揮しました。以下に代表的な店舗を紹介します。

インクスティック六本木

住所：東京都港区六本木7-5-11 カサグランデミワビルB1F B-101
開店：1982年11月
閉店：1989年7月31日

インクスティック六本木は、その立地と雰囲気から多くの音楽ファンやアーティストを惹きつけました。多様な音楽イベントが開催され、当時の人気アーティストたちが出演しました。

インクスティック芝浦ファクトリー

住所：東京都港区芝浦2-2-20
空間プロデュース：松井雅美
開店：1986年12月5日
閉店：1989年12月31日

芝浦に位置するこの施設は、アートと音楽が融合した空間で、さまざまなパフォーマンスが行われました。「ピンククラウド」というライブ盤もここで録音されています。

DJバーインクスティック

住所：東京都渋谷区神南1-6-8 カンパリビル4F
プロデューサー：小林径
開店：1989年
閉店：1995年

この店舗は、DJ文化の芽生えとともに、若者たちの集いの場となりました。様々なジャンルの音楽が流れる中、多くの人々が新たな音楽体験を楽しみました。

インクスティック鈴江ファクトリー

住所：東京都港区海岸1-15-1 スズエベイディアム
開店：1990年12月
閉店：1995年

鈴江ファクトリーは、ライブパフォーマンスの場として多彩なアーティストを迎え入れ、盛況を博しました。

影響と legado

インクスティックは、日本のヒップホップやさまざまな音楽ジャンルにおいて、若い才能が羽ばたく場を提供しました。その影響は今なお色濃く残っています。特に、松山勲による「心にいつも、シントウカンケイカン」というインタビューは、彼の理念や情熱を知る貴重な資料となっています。

また、インクスティックがあった時代の日本の音楽シーンを知る手助けとして、『レッドシューズの逆襲』などの書籍が出版されています。これらの書籍は、当時の状況や文化を知るうえで重要な資料です。

インクスティックは、日本のライブハウス文化の中心地として、未来のアーティストたちに影響を与え続けています。

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