『インスタントエンジェル天子様が来る!』
概要
『インスタントエンジェル天子様が来る!』は、日本の
漫画家・
安堂友子による
4コマ漫画作品で、2005年より2018年まで雑誌『まんがタイム』で連載されました。また、別の雑誌『まんがホーム』でも連載されたことがあります。作品は1巻まで単行本として発売されていますが、現在は絶版です。ただし、2010年にはよりぬき版の「プレミアム天子様」が刊行されました。さらに、ウェブ限定作品『フェアリーズにお願い!』もまんがタイムwebで連載されており、ファンからは好評を得ています。
本作では、インスタント食品の精霊「天子様」を中心に、彼女や仲間の妖精たちが登場し、さまざまな願い事を叶えます。彼女たちの存在は、噂や都市伝説を超えて現実に生きているもので、作中では日常的に彼女たちとのドタバタが繰り広げられます。
あらすじ
物語は、インスタント食品の精霊である天子様が登場し、彼女に願い事を一つだけ叶えてもらえるという内容から始まります。天子様は、カップ麺にお湯を注ぐことで出現し、出現の際には必ず湯気を伴います。この作品では、天子様が願いを叶えることで発生するさまざまなギャグやハプニングが描かれます。
天子様の性格は俗っぽく、特にイケメンには弱い一面があります。願いを叶える時には、時折必殺技「天子パンチ」を使うこともあり、そのユニークな行動が読者を笑わせる要素となっています。
登場キャラクター
天子(てんこ)
主人公で食べ物の精霊です。彼女は、インスタントラーメンに宿っており、出現することでさまざまな願い事を叶えます。性格はイケメン好きで、自らの出現スタイルを華やかにすることもあります。
福美(ふくみ)
スナック菓子の精霊で、天子様とは友人でありライバルの関係です。特に見た目に反して力持ちで、時に驚くような行動を起こすこともあります。
三千華(みちか)
炭酸飲料の精霊で、クールな性格です。手の指が鋭利な形状をしており、願い事に対して高い完成度を持っています。
小夢(こゆめ)
乳製品の精霊で、まだ見習いのため願い事を中途半端に成就することが多いです。性格上、依頼者を困らせてしまうこともあります。
ユキジ
菓子パンの精霊で、不遇な状況に巻き込まれやすいキャラクターです。普段は控えめで、他の精霊とは絡むことが少なく、ユーモラスな存在感を持っています。
まとめ
この
漫画は、ギャグの要素が盛り込まれた愛らしいキャラクターたちが織りなす物語を通じて、読者に楽しさや笑いを届けています。登場する妖精たちの個性豊かなキャラクターと、そのユニークな行動が本作を支えており、約13年にわたる連載があったことからも、多くのファンに愛される作品であることが伺えます。今でもファンの中での人気は衰えず、再出版などが期待される作品だと言えるでしょう。