インターポール (バンド)

インターポール (Interpol)

インターポールは、アメリカ合衆国ニューヨーク出身のロックバンドです。1997年に結成され、ポストパンクリバイバルを代表するバンドの一つとして、世界的な人気を博しています。

来歴

1997年、ニューヨーク大学の学生であったメンバーによって結成されました。2000年に英インディ・レーベルのケミカル・アンダーグラウンドからデビューEPをリリース。直後にドラマーが交代し、現在のラインナップとなります。

自主制作盤を経て、2002年に米インディー・レーベルのマタドール・レコードと契約。同年、1stアルバム『ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ』をリリースし、評論家から絶賛を浴びました。インディーからのリリースにもかかわらず、全米で30万枚以上を売り上げるロングヒットを記録。世界ツアーも成功させ、2003年にはサマーソニックで初来日を果たします。

2004年には2ndアルバム『アンティックス』を発表し、全米で初登場15位を記録。2006年にはメジャーレーベルのキャピトル・レコードへ移籍し、2007年に3rdアルバム『アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー』をリリース。英米でトップ5に入る大ヒットとなり、世界的な評価を確立しました。この作品では初めてキーボードを導入し、音楽性の幅を広げています。

2010年には4thアルバム『インターポール』を自身のレーベルからリリースし、インディーに回帰。ベーシストの脱退を経て、サポートメンバーを迎えてツアーを行いました。

メンバー

ポール・バンクス (Paul Banks): ギター、リードボーカル。ソロ活動も行っています。
ダニエル・ケスラー (Daniel Kessler): リードギター、バッキングボーカル
サム・フォガリーノ (Sam Fogarino): ドラムス

過去のメンバー
カルロス・デングラー (Carlos Dengler): ベース、キーボード (2010年脱退)
グレッグ・ドルディ (Greg Drudy): ドラムス (2000年脱退)

音楽性

インターポールの音楽性は、ジョイ・ディヴィジョンなどの影響を受けた、重く暗い雰囲気が特徴です。ポール・バンクスのボーカルはイアン・カーティスと比較されることもあります。その一方で、「艶やかで哀愁を帯びたメロディは、氷のような美しさがある」と評されるように、独自の魅力を持っています。ポストパンク・リバイバルというジャンルの中で、独自の地位を築いています。

ディスコグラフィー

ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ (2002年)
アンティックス (2004年)
アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー (2007年)
インターポール (2010年)

来日公演

2003年: サマーソニック
2005年: クラブクアトロ、サマーソニック
2007年: サマーソニック
* 2018年: マイナビBLITZ赤坂

インターポールは、その独特な音楽性と世界観で、多くのファンを魅了し続けています。

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