インディペンデント・ワールド・世界ヘビー級王座

インディペンデントワールド世界ヘビー級王座は、かつてFMW（フロンティア・マーシャルアーツ・レスリング）が管理・認定していたプロレスの王座です。

歴史

この王座は、FMWの創成期から存在したWWA世界ブラスナックル王座の流れを汲むものとして誕生しました。その背景には、FMWと大仁田厚との関係があります。

1996年、一度はプロレス界から引退した大仁田厚が、一転してプロレス界への接近を試みる中で、私物のチャンピオンベルトをFMWに寄贈しました。このベルトは元々、前年に行われた世界ブラスナックル王座の大仁田厚による防衛戦、そして引退試合で使用される予定でしたが、実際には使用されませんでした。そこで、この使われなかったチャンピオンベルトを有効活用するため、インディペンデントワールド世界ヘビー級王座が創設されることになりました。

1996年8月1日、FMWレールシティ汐留大会において、初代王座決定トーナメントが開催され、W★ING金村が初代王者となりました。その後、12月11日には、FMW駒沢オリンピック公園体育館大会で、当時の王者であった金村と、世界ブラスナックル王者のザ・グラジエーターによる王座統一戦が行われました。この試合に勝利したグラジエーターが二冠王者となり、以降はFMW二冠統一王座として、2つの王座の防衛戦が同時に行われるようになりました。

しかし、1999年5月18日、当時の王者であった冬木弘道が肩の怪我により王座を返上したため、FMW二冠統一王座は解体されました。その後、2000年に王座は封印され、その歴史に幕を閉じました。

歴代王者

インディペンデントワールド世界ヘビー級王座
FMW二冠統一王座
インディペンデントワールド世界ヘビー級王座

外部リンク

プロレス選手権変遷史 インディペンデントワールド世界ヘビー級選手権

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