インドネシア・イスラム大学

インドネシア・イスラム大学（Universitas Islam Indonesia、略称：UII）は、1945年7月に設立されたイスラム高等教育学校（Sekolah Tinggi Islam）を前身とし、1947年に大学組織へと発展した歴史ある私立大学です。UIIは、インドネシアの大学の中で最も古い歴史を持つ大学として知られています。2018年現在の学長はナンダン・ストリスノ氏が務めています。

大学設立当初は、イスラム学部、法学部、経済学部、教育学部の4学部体制でしたが、2015年時点では、経済学部、法学部、イスラム学部、医学部、理学部、工学部、産業工学部、社会科学部、国際学部の9学部、47専攻を擁する大規模な大学へと成長しました。学生数は約21,000人（学部生約20,000人、大学院生約1,000人）、教員数は871人、職員数は600人に達し、教育機関としてだけでなく、研究機関としても重要な役割を担っています。

UIIは、高等学術研究、学際的研究の発展、そして研究成果の実社会への応用を重視しており、学内には27の研究所が設置されています。これらの研究所では、様々な分野における研究活動が活発に行われています。

大学のメインキャンパスは、ジョグジャカルタ市のカリウランキャンパス（38ha）に位置しており、他に同市内に3つのキャンパスがあります。メインキャンパスの住所は、Jl. Kaliurang Km. 14.4, Sleman, D.I.Yogyakarta, Indonesiaです。

UIIは、インドネシアの人材育成において重要な役割を担っており、卒業生は、政界、財界、宗教界など、多様な分野で活躍しています。インドネシア教育省の大学ランキングでは、2014年度も前年に引き続いて全国の大学の中で9位にランク付けされ、私立大学の中では1位を獲得しました。これらの実績からも、UIIがインドネシアの高等教育において重要な位置を占めていることがわかります。

UIIの公式サイトでは、大学の最新情報や入学案内などを提供しています。大学の公式ウェブサイトは、以下のURLでアクセス可能です。

公式サイト

UIIは、その長い歴史の中で、インドネシアの教育と社会の発展に大きく貢献してきました。今後も、教育・研究機関として、更なる発展が期待されています。

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