インフィニティ (ジャーニーのアルバム)

アルバム『インフィニティ』の概要

『インフィニティ』（Infinity）は、1978年にリリースされたアメリカのロック・バンド、ジャーニーの4作目のスタジオ・アルバムです。この作品は、バンドのメンバーが新たに専任のボーカリストを迎え、5人編成に進化したことが特徴的です。

バンドの変遷と制作背景

本作に先立ち、初期の段階ではロバート・フライシュマンがボーカリストとして選ばれ、彼は曲作りにも大いに関与していました。しかし、管理を担当していたハービー・ハーバートの意向により、フライシュマンの代わりにスティーヴ・ペリーが新たに加入することが決定しました。ペリーは、シンガーの独特の声色とパフォーマンスで、バンドに新たな風を吹き込む存在となりました。これに伴い、歌のスタイルにも変化が見られ、特にグレッグ・ローリーは「フィーリング・ザット・ウェイ」ではペリーとボーカルを分け合い、また「エニィタイム」では彼自身がリードボーカルを担当しています。

ロイ・トーマス・ベイカーがプロデューサーとして参加し、その確かな技術はアルバムの質を高めました。しかし、本作をもってドラマーのエインズレー・ダンバーが脱退し、同年にはジェファーソン・スターシップに参加することになります。

アルバムの成功とチャートアクション

『インフィニティ』は、アメリカのBillboard 200においてバンドの作品で初めてのトップ40入りを果たし、最高で21位に達しました。1989年にはRIAAからトリプル・プラチナに認定されるなど、商業的にも大成功を収めました。本アルバムからは「ホイール・イン・ザ・スカイ」、「エニィタイム」、「ライツ」といったシングルがリリースされ、全米各地でヒットし、特に「ホイール・イン・ザ・スカイ」は多くのファンに支持されました。

収録曲の詳細

このアルバムには10曲が収められており、各曲ともにアーティストの個性が際立っています。主な収録曲は以下の通りです：

1. ライツ -

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