インフィニティ・QX50

QX50/QX55: インフィニティのクロスオーバーSUV

概要

QX50およびQX55は、日産自動車のインフィニティブランドが製造するクロスオーバーSUVです。これらのモデルは、運転の楽しさと快適性を兼ね備え、特に都市部での使用に適しています。

初代QX50（2014年 - 2017年）

最初のQX50は2014年に登場しました。これにより、旧モデル「インフィニティ・EX」から名前が変更され、新たなネーミング戦略が導入されました。同年、南京モーターショーで車両が初披露され、すぐに市場での販売が開始されました。

2015年には、ニューヨーク国際オートショーで2016年モデルが発表され、デザインやサイズにいくつかの変更が加えられました。具体的には、フロントグリルとバンパーのデザインが刷新され、ホイールベースが約80mm延長されました。中国市場向けには「QX50L」が設定され、中国の襄陽工場で製造が行われました。

2代目QX50（2017年 - 現在）

2017年には北米国際自動車ショーで、次期モデルとなるQX50 Conceptが初披露されました。これにより、先代モデルのFR駆動からFF駆動へと駆動方式が変更され、ラゲッジスペースが895Lから1,048Lに拡大しました。また、可変圧縮比エンジン「VCターボ」ことKR20DDTが初めて搭載されたモデルでもあります。

市販版は2017年11月に発表され、メキシコにある日産とダイムラーの合弁工場での生産が開始されました。2019年には日本国内でも販売が始まり、北米仕様車を基にしつつ、国内の法令に準拠した調整が施されています。

姉妹モデルQX55（2020年 - 現在）

QX50の姉妹車として、QX55が2020年11月に登場しました。このモデルは日産自動車の「NISSAN NEXT」事業改革の一環として導入されたもので、基本的なエンジンやプラットフォームはQX50と共通しています。しかし、QX55はクーペSUVというスタイルで、デザインはFXをモチーフにして開発されています。

まとめ

QX50とQX55は共に高いデザイン性と機能性を備えたSUVであり、特に都市生活において優れた走行性能と快適な乗り心地を提供しています。それぞれのモデルが持つ独自の特徴や進化を通じて、多様なニーズに応える車種として位置づけられています。

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