インプモン

インプモン

インプモンは、デジタルモンスターシリーズに登場するデジモンの一種です。小悪魔をモチーフにした成長期のデジモンで、その愛らしい外見とは裏腹に、ちょっぴり意地悪な性格をしています。

概要

インプモンは、デジモンテイマーズで初登場しました。当初は主人公のパートナーデジモンとして企画されましたが、最終的にギルモンがその役割を担うことになりました。首に巻いた赤いスカーフと、腹部のスマイリーフェイスマークが特徴的です。この赤いスカーフは、究極体であるベルゼブモンの左腕にも巻かれています。

種族としてのインプモン

悪戯や意地悪を好む、少し性悪な性格の持ち主です。人が困る姿を見て楽しむといった子供らしい一面も持ち合わせています。インプモンが現れると電化製品が一時的におかしくなるという噂もあり、その悪戯が原因かもしれません。基本的に孤高を好み、誰かに媚びへつらうことはありませんが、実は寂しがり屋な一面も持ち合わせています。

X抗体を得たインプモンは、自信を深め、首に長いマフラー、右目に眼帯をつけた姿に変化します。本人は眼帯を外した時に真の力が発揮されると考えていますが、実際にはそのようなことはありません。

基本データ

世代: 成長期
タイプ: 小悪魔型
属性: ウィルス
必殺技: ナイト・オブ・ファイアー、ナイト・オブ・ブリザード
得意技: サモン、ダダダキック、ダークソング

必殺技

ナイト・オブ・ファイアー: 指先から暗黒の炎を放ち、敵を攻撃します。

得意技

サモン: 炎と氷のエレメンタルを召喚します。

X抗体版

必殺技: ナイト・オブ・ファイヤー、サモンチェイサー
得意技: サモン
サモンチェイサー: 召喚した炎と氷のエレメンタルに相手を執拗に追わせます。攻撃だけでなく、ドッキリにも利用可能です。

亜種・関連種

ベルゼブモン: 究極体
キーモン: 幼年期I
ヤーモン: 幼年期II

デジモンテイマーズでのインプモン

声優は高橋広樹さんが担当しました。リアルワールドを一人で放浪する小悪魔型デジモンとして登場します。人間と共に行動するデジモンたちを「飼われている」と見下していますが、それはテイマーたちへの羨ましさと、自身が孤独であることの裏返しでした。普段は強がっていますが、根は優しくお人好しです。

元々はアイとマコトという二人の姉弟の下で暮らしていました。しかし、二人が些細な喧嘩でインプモンの腕を引っ張り合ったことがきっかけで、人間不信に陥り、二人の元を離れてしまいます。その後も二人のことを陰から見守っていましたが、過去の出来事を思い出してしまい、なかなか二人の元に戻る決心ができませんでした。レナモンに心配されるも、素直になれず突っぱねてしまう場面もありました。

物語中盤で、デーヴァの一体であるインダラモンに重傷を負わされた際、チャツラモンに唆され、デジタルワールドへ。そこで、タカトたちを倒すことを条件にスーツェーモンと契約し、ベルゼブモンへと進化します。ベルゼブモンは、暴走バイク「ベヒーモス」を乗りこなし、タカトたちの前に立ちはだかります。レオモンをロードしてしまうなど、非道な行いもしました。しかし、タカトとの戦いの中で自分の過ちに気づき、最終的にはタカトたちと和解。デ・リーパーとの最終決戦では、傷つきながらも共に戦いました。

デ・リーパーとの戦いの後、インプモンはアイとマコトと再会を果たし、再び絆を深めます。その後、シャガイシステムの影響で幼年期に退化し、他のデジモンたちと共にデジタルワールドへと帰っていきました。

劇場版『暴走デジモン特急』では、ベルゼブモンとして登場し、味方として活躍しました。

ゲームでの登場

デジモンテイマーズ バトルエボリューション: 隠しキャラクターとして登場
* デジモンテイマーズ バトルスピリット Ver.1.5: 隠しキャラクターとして登場。非常に強力なため、大会では使用禁止となることもありました。

インプモンは、その複雑な背景と成長の物語で、多くのファンを魅了し続けています。

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