イヴァン・イリッチ (サッカー選手)

イヴァン・イリッチ（セルビア語: Иван Илић, Ivan Ilić、2001年3月17日 - ）は、セルビアのニシュ出身のサッカー選手で、ポジションは主にミッドフィールダーです。

クラブでの経歴

地元のFKフィリプ・フィリポヴィッチでサッカーを始め、レアル・ニシュを経て、2016年に名門レッドスター・ベオグラードの下部組織に加入しました。加入後すぐに3年のプロ契約を結び、2017年4月1日のセルビア・スーペルリーガ・FKスパルタク・スボティツァ戦でプロデビューを果たしました。このデビューはクラブ史上最年少記録となり、21世紀生まれとして初のセルビア・スーペルリーガ出場選手となりました。

2017年夏には、兄のルカと共にマンチェスター・シティFCへ移籍。移籍金は2人合わせて500万ユーロと報じられました。18歳になるまではレッドスター・ベオグラードへレンタル移籍という形で残留。ガーディアン紙からは、マンチェスター・シティ EDSで最も有望な新人として紹介されました。同年10月11日には、セルビア・カップのFKディナモ・ヴラニェ戦で初めてフル出場を果たしました。

代表での経歴

2015年にはU-14代表としてクロアチア遠征に参加し、クロアチア戦とアメリカ合衆国戦に出場しました。同年11月にはU-15代表に招集され、2016年までプレー。2016年初めにはU-16代表に選出され、同年にはU-17代表としてUEFA U-17欧州選手権2017に出場しました。UEFA U-17欧州選手権2018予選にも参加し、2017年10月21日のノルウェー戦で得点を挙げ、本戦出場に貢献しました。

2021年6月7日には、ジャマイカ代表との親善試合でセルビアA代表デビューを飾りました。2022 FIFAワールドカップにも出場しています。

プレースタイル

イリッチは左利きで、元々は左サイドバックとしてプレーしていましたが、後に守備的ミッドフィールダーにコンバートされました。兄のルカと共にセントラルミッドフィールダーとしてコンビを組むこともあります。4-1-4-1のフォーメーションでは、1ボランチも務めることができる多様性を持っています。身長は兄と同じ182cmです。

家族

イリッチはニシュで生まれました。父親のスルジャン・イリッチは元サッカー選手、母親のダニイェラ・イリッチは元バスケットボール選手です。兄のルカ・イリッチもサッカー選手で、共にマンチェスター・シティに加入しました。

代表歴

2022 FIFAワールドカップ

国際Aマッチ：14試合0得点（2021年-）

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