イーシス

「イーシス」は、ボーカリストであるD-High-LoW、通称ヒロによるソロプロジェクトです。作詞、作曲、編曲といった音楽制作全般に加え、ライブの構成や演出、さらには衣装のデザインに至るまで、自身のクリエイティブワークの全てを自ら手掛けるマルチクリエイターとしての顔も持ち合わせています。プロジェクト名は、2014年に「isis+」から現在の「イーシス」へと表記が改められました。

活動のフィールドは日本全国に及んでおり、出身地である福岡と活動の中心地である東京を行き来する、いわゆるW拠点のスタイルを取っています。主にショッピングモールなどでのインストアライブや、様々なイベントへの出演を活動の主軸に置いています。ライブでは「喜癒愛楽（きゆあいらく）」をテーマに掲げ、観る者に喜び、癒やし、愛、そして楽しみを提供することを目指しています。

ライブ活動のみならず、メディアでの露出もイーシスの知名度向上に大きく寄与しています。レギュラーのラジオ番組やインターネット番組、さらにはテレビ番組への出演も多く、独自の視点や感性が光るブログでの発信もファンとの重要な接点となっています。

イーシス、すなわちD-High-LoWは、自身の楽曲制作に留まらず、多岐にわたる分野への楽曲提供も積極的に行っています。過去にはアイドルグループのLinQやGOL★HAFに楽曲を提供したほか、企業向けにはソフトバンクモバイル関連の楽曲、保育園の園歌、CMソング、BGM制作なども手掛けてきました。様々なジャンルのアーティストへの楽曲提供実績も豊富です。特に注目されるのは、プロ野球選手の登場曲としての採用例です。福岡ソフトバンクホークス、そして侍JAPANでも活躍する上林誠知選手のために書き下ろされた楽曲「HERO」は、実際に登場曲として使用されており、球場に集うファンにも広く認知されています。

また、野球関連では、福岡ソフトバンクホークスの著名なファンがリレー形式で歌唱する映像企画「いざゆけ若鷹軍団（WE=KYUSHUバージョン）」にも出演しています。この映像には、以下のような非常に多彩で著名な顔ぶれが参加しており、その中に名を連ねたことは特筆されます。

王貞治さん
藤井フミヤさん
黒木瞳さん
原口あきまささん
おすぎさん
森口博子さん
琴奨菊さん
獣神サンダー・ライガーさん
博多華丸・大吉さん
中村あゆみさん
HKT48さん
鮎川誠さん
* バカリズムさん

さらに、プロ野球選手のトークイベントで司会を務めるなど、歌手としてだけでなく、円滑な進行を担う『喋れる歌手』としての才能も発揮しています。

現在のイーシスはD-High-LoW（ヒロ）によるソロプロジェクト体制ですが、過去には複数のメンバーと共に活動していた時期もあります。2019年までは、ギター、作曲、アレンジを担当していたAkeeeeem（アキーム）との2人組ユニットとして活動を展開していました。Akeeeeemは現在も作曲家として、イーシスの音楽制作に携わっています。また、過去にはDJ、BASS、SAXを担当していたCu-Ta（クータ）も元メンバーとして名を連ねています。

このように、イーシスは単なる音楽活動に留まらず、クリエイティブ全般、メディアでの発信、さらには異分野とのコラボレーションやMC業に至るまで、多角的な才能を発揮し、独自の活動を展開しています。

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