ウィスコンシン州の旗

ウィスコンシン州旗

ウィスコンシン州旗は、青い地に州の紋章が描かれた旗です。1866年にウィスコンシン州の連隊が戦場で使用したのが始まりで、1913年に州の法律でデザインが正式に定められました。

歴史

1860年代: ウィスコンシン州の連隊が戦場で使用する旗として登場。
1913年: 州法で州旗のデザインが正式に指定される。
1940年代: 1941年、カール・R・エークルンドが南極大陸にウィスコンシン州旗を掲揚。南極点の約500マイル北、前人未到の地域に620マイル入った地点。1958年にも再度掲揚し、その旗は州の博物館に寄贈された。
1950年代: 1953年、ウィリアム・ベルター州下院議員が、旗のデザインが複雑で製作コストが高いと批判。
1970年代: 1973年、州議会が旗に「Wisconsin」の文字を追加しようとしたが、デザインが煩雑になると批判された。1975年には、州の紋章ではなく州の印璽が描かれた旗が販売され、州務長官が下部に13個の星がないものが正しいと注意を促した。
1980年代: 1979年、他の青地の州旗との識別を容易にするため、旗に「WISCONSIN」の文字と、合衆国への加盟年である「1848」の文字が追加された。1981年5月1日以降に製作される旗は、このデザインを使用することが義務付けられた。
2000年代: 2001年、北米旗章学協会(NAVA)が、カナダの州およびアメリカ合衆国の州・海外領土の旗のデザインの質のランキングを発表。ウィスコンシン州旗は72旗中65位と評価された。NAVAは、青地の旗が多く識別が難しいこと、紋章と標語だけの旗は評価が低いことを指摘している。大きく紋章が載っているだけの旗は評価が低い。

デザインの特徴

現在の旗は、青地の中央に州の紋章が配置され、その上部に「WISCONSIN」、下部に州の成立年である「1848」の文字が記されています。州の紋章は、鉱夫、船乗り、農民、鍛冶屋の4人を象徴する図案と、アメリカ合衆国の国章、そして州の標語である「Forward」が描かれています。

旗のデザインに関する議論

ウィスコンシン州旗は、その複雑なデザインと、他の州旗との類似性から、しばしば議論の対象となります。特に、北米旗章学協会(NAVA)による評価が低かったことは、旗のデザインを見直すきっかけとなりました。しかし、旗のデザイン変更には様々な意見があり、議論は続いています。

関連項目

アメリカ合衆国の州旗一覧
ウィスコンシン州の象徴の一覧
ウィスコンシン州の紋章

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