ウィリアム・トロースト＝エコング

ウィリアム・ポール・トロースト＝エコング：多様なルーツを持つナイジェリア代表DF

ウィリアム・ポール・トロースト＝エコング（William Paul Troost-Ekong, 1993年9月1日生まれ）は、オランダのハールレム出身のプロサッカー選手です。ナイジェリア代表としてディフェンダーのポジションで活躍しています。

プロフィール

氏名: ウィリアム・ポール・トロースト＝エコング（William Paul Troost-Ekong）
出身地: オランダ、ハールレム
生年月日: 1993年9月1日
ポジション: ディフェンダー
代表: ナイジェリア代表

生い立ちとクラブでのキャリア

ナイジェリア人の父親とオランダ人の母親を持つ彼は、ユース時代をフラムFCやトッテナム・ホットスパーFCといったイングランドのクラブで過ごしました。当初は前線でプレーしていましたが、FCフローニンゲンへの移籍を機にセンターバックにコンバートされました。その後、エールディヴィジでプロデビューを果たします。

FCドルトレヒトへのローン移籍を経て、ベルギーのKAAヘントへ移籍。直後にノルウェーのFKハウゲスンへローン移籍し、キャプテンとしてチームを牽引、2016年にはリーグのベストディフェンダー候補にノミネートされるなど、その実力を高く評価されました。

ヘント復帰後、2017年1月20日のシャルルロワSC戦でデビュー。同年7月にはブルサスポルへ移籍しました。

2018年8月17日には、イタリアのウディネーゼ・カルチョへ加入。そして2020年9月29日、イングランドのワトフォードFCへ完全移籍を果たしました。

代表でのキャリア

世代別代表ではオランダ代表としてのプレー経験がありますが、A代表では父親のルーツであるナイジェリアを選択。2015年6月13日、アフリカネイションズカップ2017予選のチャド戦でフル代表デビューを飾りました。

2016年のリオデジャネイロオリンピックでは、ナイジェリア代表の最終メンバーに選出され、全試合に出場し、チームの銅メダル獲得に大きく貢献しました。

代表での実績

2018 FIFAワールドカップ出場
国際Aマッチ：76試合出場、7得点（2015年 - ）

プレースタイル

恵まれた体格と高い身体能力を生かした守備が持ち味です。空中戦の強さに加え、的確な読みと冷静な判断で相手の攻撃を食い止めます。また、リーダーシップにも優れており、所属クラブや代表チームではキャプテンを任されることもあります。

まとめ

ウィリアム・ポール・トロースト＝エコングは、オランダとナイジェリア、2つの国のルーツを持つ国際的なサッカー選手です。クラブと代表の両方で重要な役割を果たし、その実力とリーダーシップでチームを勝利に導いています。今後の更なる活躍が期待される、注目のディフェンダーです。

外部リンク

ウィリアム・トロースト＝エコング - Olympedia (英語)
ウィリアム・トロースト＝エコング - National-Football-Teams.com (英語)
ウィリアム・トロースト＝エコング - Soccerway.com (英語)

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