ウィリアム・ロバーツ (アメリカンフットボール)

ウィリアム・ロバーツは、1962年8月5日にフロリダ州マイアミで生まれた元アメリカンフットボール選手です。ポジションはガードで、1984年から1997年までの14シーズンに渡り、NFLで活躍しました。

初期のキャリア

ロバーツは、オハイオ州立大学でカレッジフットボールをプレーし、その才能を開花させました。1984年のNFLドラフトでは、ニューヨーク・ジャイアンツから1巡目全体27位で指名を受け、プロの道へと進みます。

ニューヨーク・ジャイアンツ時代

ジャイアンツに入団したロバーツは、すぐにチームの主力として活躍しました。しかし、1984年のシーズン中盤には足首を負傷し、一時戦線を離脱。この期間中、チームはガードのブラッド・ベンソンをタックルにコンバートし、急場を凌ぎました。その後、ビリー・アードがシーズン終盤に膝を負傷すると、ベンソンが再びガードに戻り、ロバーツもタックルとして先発出場する機会を得ました。

ジャイアンツ時代、ロバーツは2度のスーパーボウル制覇（第21回、第25回）を経験。1990年シーズンにはプロボウルにも選出されるなど、NFLを代表するガードとしての地位を確立しました。

ニューイングランド・ペイトリオッツ時代

1995年、ロバーツはジャイアンツ時代のヘッドコーチであったビル・パーセルズを追ってニューイングランド・ペイトリオッツに移籍しました。ここでも彼はチームの主力として活躍し、1997年の第31回スーパーボウルに出場を果たしました。
パーセルズHCはロバーツ獲得について「彼は左ガードとして起用する。ブルース・アームストロングに何かあった時には左タックルとして使う。」とコメントしています。

ニューヨーク・ジェッツ時代

1997年シーズン開幕前、ロバーツはパーセルズと共にニューヨーク・ジェッツに移籍し、そのシーズン限りで現役を引退しました。

引退後

引退後、ロバーツは解説者やコーチとして、アメリカンフットボールに関わり続けています。

プレースタイル

ロバーツは、屈強な体格と卓越した技術を兼ね備えた選手でした。特に、ランニングプレーにおけるブロッキング能力は高く評価されており、チームの攻撃を支える重要な役割を果たしました。また、パスプロテクションにも優れており、相手ディフェンスのプレッシャーからクォーターバックを守り抜きました。

まとめ

ウィリアム・ロバーツは、NFLで14シーズンに渡って活躍した名ガードです。ジャイアンツで2度のスーパーボウル制覇を経験し、プロボウルにも選出されるなど、輝かしいキャリアを築き上げました。彼の卓越したブロッキング技術とリーダーシップは、多くのファンを魅了し、チームの勝利に大きく貢献しました。引退後もアメリカンフットボール界に貢献し続けており、その功績は長く語り継がれることでしょう。

関連項目

ジャンボ・エリオット

外部リンク

通算成績と情報 NFL.com, or Pro-Football-Reference （英語）
* ウィリアム・ロバーツ - IMDb（英語）

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