ウィリー・スミス (外野手)

ウィリー・P・スミス（Willie P. Smith、1939年2月11日 - 2006年1月16日）は、アメリカ合衆国アラバマ州出身の元プロ野球選手です。ポジションは外野手、投手。
愛称は「ワンダフル・ウィリー（Wonderful Willie）」でした。

来歴

1960年、スミスは投手としてデトロイト・タイガースと契約しました。しかし、彼は野手としても非凡な才能を持っており、プロ入り後も投手と野手の「二刀流」としてプレーしました。1963年にはメジャーリーグに初昇格を果たします。

翌1964年、ロサンゼルス・エンゼルスに移籍し、外野手として登録されました。この年は118試合に出場し、そのうち15試合に投手としても登板しています。1965年からは本格的に外野手としての道を歩み始めました。

その後、1967年にクリーブランド・インディアンス、1968年シーズン途中にシカゴ・カブス、1971年にはシンシナティ・レッズとチームを渡り歩きました。

南海ホークス時代

1972年、スミスは日本プロ野球の南海ホークス（現在の福岡ソフトバンクホークス）に入団し、来日しました。同年は120試合に出場し、24本塁打をマークするなど、チームの主軸として活躍しました。しかし、翌1973年に無断で試合を欠場したため、5月26日より無期限の自宅謹慎処分を受けます（6月22日に解除）。この影響もあり、出場試合数は50試合にとどまりましたが、10月24日の阪急ブレーブスとのプレーオフ第5戦では、両チーム無得点で迎えた9回表に、山田久志投手から先制となるソロホームランを放ちました。しかし、同年の巨人との日本シリーズでは出場機会に恵まれず、同年限りで退団し、帰国しました。日本での2年間で、2試合に投手として登板しています。

引退後

2006年1月16日、ウィリー・P・スミスは故郷であるアラバマ州アニストンで亡くなりました。満66歳でした。

プレースタイル

投手と外野手の二刀流で活躍したスミスは、恵まれた体格から繰り出されるパワーが魅力でした。日本プロ野球では、その長打力を活かしてチームの主軸打者として活躍しました。

詳細情報

NPB
パ・リーグプレーオフ優秀選手賞：1回 （1973年）
背番号
33 （1963年）
35 （1964年 - 1966年）
22 （1967年 - 1968年途中）
25 （1968年途中 - 1970年、1972年 - 1973年）
20 （1971年）

関連項目

アラバマ州出身の人物一覧
福岡ソフトバンクホークスの選手一覧

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