ウィリー・バンクス (野球)

ウィリー・アンソニー・バンクス（Willie Anthony Banks, 1969年2月27日 - ）は、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身の元プロ野球選手（投手）です。オリックス・ブルーウェーブでは「ウィリー」の登録名でプレーしました。

プロ入りとメジャーリーグでの活躍

セントアンソニーズ高校を経て、1987年のMLBドラフトでミネソタ・ツインズから1巡目（全体3番目）という高い評価で指名され、プロ入りを果たしました。1991年にはメジャーデビューし、同年のワールドシリーズ制覇を経験。1993年には11勝を挙げるなど、先発ローテーションの一角として活躍しました。しかし、翌1994年にはシカゴ・カブスへ移籍。

その後、メジャーリーグでは7年間で6球団を渡り歩くこととなります。

オリックス・ブルーウェーブでの挑戦

1999年、ウィリー・バンクスはオリックス・ブルーウェーブに入団しました。カーブやチェンジアップを武器とする彼は、デトロイト・タイガースへ移籍した木田優夫投手の後を継ぐ抑え投手として期待されました。しかし、安定感に欠け、二軍での調整が続く日々。シーズン後半に一軍へ復帰し、中継ぎとして一定の成績を残しました。同年9月9日の対日本ハムファイターズ戦では、先発投手として勝利を挙げています。

2000年シーズンもオリックスに残留しましたが、一軍はおろか二軍でも不振に苦しみ、6月に契約解除の通告を受け、ウェイバー公示されました。

メジャー復帰と独立リーグでのプレー

オリックス退団後の2001年、ウィリー・バンクスはボストン・レッドソックスでメジャーリーグに復帰を果たします。その後、2004年からはアメリカ独立リーグのニューアーク・ベアーズでプレーし、2005年に現役を引退しました。

2009年には再びニューアーク・ベアーズと契約し、4年ぶりに現役復帰を果たしましたが、翌2010年に再び引退しました。

記録

NPBでの主な記録は以下の通りです。

初登板：1999年4月4日、対千葉ロッテマリーンズ2回戦（グリーンスタジアム神戸）
初奪三振：1999年4月4日、対千葉ロッテマリーンズ戦でサブローから
初勝利：1999年4月9日、対西武ライオンズ1回戦（ナゴヤドーム）
初先発・初先発勝利：1999年9月9日、対日本ハムファイターズ24回戦（グリーンスタジアム神戸）

背番号

60 （1991年）
23 （1991年 - 1993年）
35 （1994年）
40 （1995年）
27 （1995年）
30 （1995年）
62 （1997年）
13 （1998年）
46 （1998年）
39 （1999年 - 2000年）
18 （2001年）
17 （2002年）

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