ウェット・レッグ

ウェット・レッグ (Wet Leg) : ワイト島発、世界を席巻するインディーロックバンド

ウェット・レッグは、イギリスのワイト島出身のインディー・ロックバンドです。リアン・ティーズデイルとヘスター・チャンバースによって2019年に結成され、独特な音楽性とウィットに富んだ歌詞で、瞬く間に音楽シーンの注目を集めました。

結成とデビュー

リアンとヘスターは、Platform One College of Music在学中に出会い、10年来の友人でした。2019年、二人はウェット・レッグという名前でバンドを結成し、ドミノ・レコーズと契約しました。バンド名の由来には諸説あり、絵文字の組み合わせから選んだ、ソレント海峡を渡ってきた人の濡れた足を表す言葉から取った、元ドラマーの兄弟がバンド名を偶然聞き間違えた、など様々なエピソードが語られています。

2021年6月、デビューシングル「Chaise Longue」をリリース。この曲は、瞬く間に数百万回のストリーミング再生回数を記録し、そのキャッチーなメロディーとユーモア溢れる歌詞で、世界中の音楽ファンを魅了しました。同年9月には2枚目のシングル「Wet Dream」をリリースし、その勢いを加速させました。

デビューアルバムと成功

2022年4月、セルフタイトルのデビューアルバム『Wet Leg』をリリース。このアルバムは、全英アルバムチャート、オーストラリアのARIAチャート、アイルランド・アルバム・チャートで初登場1位を獲得し、世界中で高い評価を受けました。2022年のマーキュリー賞にもノミネートされ、その音楽性の高さを証明しました。

グラミー賞とブリット・アワード

ウェット・レッグは、第65回グラミー賞で最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞（『Wet Leg』）と最優秀オルタナティブ・ミュージック・パフォーマンス賞（「Chaise Longue」）を受賞。さらに、最優秀新人賞にもノミネートされ、その才能を世界に示しました。また、2023年のブリット・アワードでは最優秀新人アーティスト賞と最優秀英国グループ賞を受賞し、名実ともにトップアーティストの仲間入りを果たしました。

音楽性

ウェット・レッグの音楽は、インディー・ロックを基盤に、ポストパンクやニュー・ウェイヴの要素を取り入れた、独特なサウンドが特徴です。リアンとヘスターの掛け合いボーカル、キャッチーなメロディー、ウィットに富んだ歌詞が、聴く人を飽きさせません。彼女たちの音楽は、シニカルでありながらもどこかユーモラスで、聴く人に共感と笑いを提供します。

メンバー

リアン・ティーズデイル (Rhian Teasdale): リードボーカル、リズムギター
ヘスター・チャンバース (Hester Chambers): リードギター、コーラス、時にリードボーカル

ディスコグラフィー

スタジオアルバム
Wet Leg (2022)

今後の活躍

デビュー以来、数々の賞を受賞し、世界中の音楽ファンを魅了してきたウェット・レッグ。その勢いは衰えることなく、これからも新たな音楽を生み出し、世界を席巻していくことでしょう。今後の活躍から目が離せません。

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