ウォレス・マルティンス

ウォレス・ジャンセン・デ・ソウザ・マルティンスの経歴

ウォレス・ジャンセン・デ・ソウザ・マルティンス（Wallace Jansen de Souza Martins）は、1983年3月22日にブラジルで生まれた男子バレーボール選手です。彼は、サンタカタリーナ州の出身であり、長年にわたり国内外で活躍してきました。特にブラジル代表としてのキャリアが際立っており、国際的な舞台で多くの栄光を手にしてきました。

プロ選手としてのスタート

マルティンスは1998-99シーズンにTelesp Clubeに入団し、プロのバレーボール選手としてのキャリアを開始しました。彼の活躍はすぐさま注目され、2000年には南米ジュニア選手権で優勝、翌年にはポーランドで行われた世界ジュニア選手権でも優勝し、若手選手としての地位を確立しました。

その後、彼は2001-02シーズンからEC Unisulでプレーし、Caterinense選手権で2度の優勝を遂げました。また、2002年には南米ジュニア選手権を再び制覇し、翌年の世界ジュニア選手権では準優勝の成績を収めました。

イタリアセリエAでの挑戦

マルティンスは2003-04シーズンから3シーズンにわたり、イタリアのVolley Santa Croceに所属しました。在籍中には、セリエA2杯の優勝やセリエA1昇格に貢献し、チームの発展に寄与しました。その後、2006年からはアルゼンチンのVolley Bolivarに移籍し、4年間プレーしました。

ブラジルに帰還

2010-11シーズンにはブラジルに戻り、SESIサンパウロでプレーを再開しました。このシーズン中にはスーパーリーガで初優勝し、南米クラブ選手権でも優勝を収めるなど、大きな成功を喜びました。彼は2011年からブラジル代表チームに選出され、ワールドリーグなど国際大会での活躍を果たしています。

日本での活動

2012年8月、マルティンスはサントリーサンバーズと契約し、2012/13シーズンではVプレミアリーグのレギュラーラウンドで1位に導く活躍を見せました。また、2013年5月の第62回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会では、チームの優勝にも貢献し、自身もMVPとベスト6賞を受賞しました。しかし、翌年の9月には肩の故障治療のためにサントリーを退団しました。

その後、彼は2016年から2シーズンの間、堺ブレイザーズに所属し、日本でのプレーを続けました。

主な受賞歴と球歴

マルティンスの受賞歴には、2011年のスーパーリーガベストスコアラーや、2012年の南米クラブ選手権ベストスコアラー、さらに2013年の黒鷲旗大会でのMVPとベスト6賞があります。また、ブラジル代表としては2011年以降、国際大会で活躍しており、この期間に積み重ねた実績は彼の名声を高める要素となっています。彼のクラブ歴は多岐にわたり、EC Unisul、Volley Santa Croce、Volley Bolivar、SESIサンパウロ、サントリーサンバーズ、BVC Campinas、堺ブレイザーズ、Sporting CP（2018-2019年）と、各クラブで色々なタイトルを獲得してきました。

ウォレス・ジャンセン・デ・ソウザ・マルティンスは、バレーボール界においてその名を刻む存在であり、今後の活躍にも期待が寄せられています。

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