ウズベキスタン旅券

ウズベキスタン旅券：発行から電子化への移行まで

ウズベキスタン旅券は、ウズベキスタン国民が海外渡航を希望する際に必要となる公式の渡航書類です。本稿では、ウズベキスタン旅券の発行条件、有効期限、更新手続き、そして電子化への移行といった重要な情報を分かりやすく解説します。

発行と更新

ウズベキスタンでは、通常16歳以上の国民に旅券が発行されます。25歳から45歳の間は、年齢到達に伴い旅券の再発行が必要となります。45歳を超える国民は、一度旅券を発行すれば、原則として有効期限はありません。ただし、旅券の損傷や氏名変更などの事由が生じた場合は、いずれの場合も再発行の手続きが必要です。旅券は、写真ページと査証欄を含め、合計32ページで構成され、ウズベク語、ロシア語、英語の3ヶ国語で記載されています。

査証免除協定

ウズベキスタンは、いくつかの国と査証免除協定を締結しています。二国間または多国間協定に基づき、ウズベキスタン旅券所持者は、タジキスタンを除くCIS諸国への90日以内の滞在において、査証なしで入国できる権利を有します。ただし、これはウズベキスタンから国外に出国する場合には適用されず、国内の警察当局から「特別旅行許可」を取得する必要があります。この許可証は2年間有効で、国外への出国時のみ必要となります。許可証を取得していれば、旅券の有効期限内であれば、海外に滞在し続けることが可能です。タジキスタン国民もウズベキスタンへの入国には査証が必要です。

電子旅券への移行

2009年6月23日に公布された法令に基づき、ウズベキスタンは2010年以降、電子旅券システムへの移行を進めています。従来の生体認証のない旅券は、有効期限まで有効ですが、2015年末までに電子旅券への全面切り替えが完了する予定でした。新しい電子旅券の申請には、犯罪歴がないことの証明が求められています。

旅券の情報

ウズベキスタン旅券の識別情報ページには、以下の情報が記載されています。

種類 (P - Passport)
国別コード (UZB - Uzbekistan)
旅券番号
名前 (ファーストネーム、ラストネーム)
出生地
生年月日 (日-月-西暦年)
性別 (M - 男性、F - 女性)
発行日 (日-月-西暦年)
有効期限 (日-月-西暦年、25歳～45歳で再発行)
発行機関
管理番号
脚注

その他

上記で説明したCIS諸国以外の国々への渡航には、査証の取得が必要です。ウズベキスタン旅券に関する詳細な情報は、ウズベキスタン政府の関連機関や大使館・領事館で確認できます。また、国連難民高等弁務官事務所などの情報源も参考になります。

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