ウラディミール・カルペツ

ウラディミール・カルペツ（Vladimir Karpets、1980年9月20日- ）は、ロシアのサンクトペテルブルク出身の自転車競技選手です。その名表記は「ウラジミール・カルペツ」ともされます。

経歴

2003年、カルペツはツール・ド・フランスに初出場し、総合100位で終えました。翌2004年には、ブエルタ・ア・ラ・リオハで総合優勝、カタルーニャ一周では総合2位と躍進を見せます。同年のツール・ド・フランスでは、新人賞であるマイヨ・ブランを獲得し、総合13位に入るという目覚ましい成績を収めました。

2005年には、ジロ・デ・イタリアで総合7位に入賞。2006年にもカタルーニャ一周で総合2位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合8位と安定した成績を残しました。

2007年はカルペツにとって飛躍の年となります。ブエルタ・ア・カスティーリャ・イ・レオンの区間1勝（第1ステージ）を皮切りに、アレンテージョ一周でも区間1勝（第3ステージ）、ブエルタ・ア・ラ・リオハでは区間1勝（第2ステージ）と総合2位を獲得。さらに、カタルーニャ一周とツール・ド・スイスで総合優勝を飾るという、輝かしい成績を収めました。同年のツール・ド・フランスでは総合14位、ブエルタ・ア・エスパーニャでは総合7位に入っています。

2008年には、プルエバ・ビリャフランカ・デ・オルディシアで優勝しました。2009年、カルペツはチーム・カチューシャに移籍。

移籍後、ツール・ド・ロマンディで総合2位、ツール・ド・スイスで総合5位と好調を維持。ツール・ド・フランスではチームのリーダーとして出場し、総合13位でレースを終えました。

2010年には、ツール・ド・ロマンディで総合4位、ジロ・デ・イタリアで総合14位、ブエルタ・ア・エスパーニャで総合13位という成績を残しました。2012年には、チーム・モビスターに移籍しています。

プレースタイル

カルペツは、平坦なコースでの実績は多くありませんが、タイムトライアルや山岳コースをバランス良くこなすオールラウンダー型の選手として知られています。その安定した実力で、数々のレースでチームに貢献しました。

外部リンク

* ウラディミール・カルペツ - サイクリングアーカイヴス（英語）

もう一度検索