ウラディミール・バレンティン

ウラディミール・ラモン・バレンティンのプロフィール

ウラディミール・ラモン・バレンティン（Wladimir Ramon Balentien）は、1984年7月2日生まれで、オランダ王国キュラソー島ウィレムスタット出身のプロ野球選手です。外野手として活躍し、右投げ・右打ちのスタイルを持っています。彼は現在、フリーエージェントとして選手活動を続けています。

経歴

プロ入り前

バレンティンが野球を始めたのは5歳のときでした。12歳になると地元のリトルリーグでプレーし始め、才能を開花させていきました。

メジャーリーグ時代

2000年7月9日、16歳でメジャーリーグ・ベースボールのシアトル・マリナーズと契約を結びます。彼のメジャーリーグ初年度はルーキー級のアリゾナリーグで経験を積みますが、2004年にはアテネオリンピックにオランダ代表として出場し、評価が高まりました。 2007年にはメジャー初昇格を果たし、9月26日に初本塁打を記録します。

ヤクルト時代

2010年に東京ヤクルトスワローズと契約し、日本でのキャリアが始まります。2011年から2013年にかけてはセ・リーグ史上2人目となる3年連続で本塁打王を獲得し、特に2013年にはNPBのシーズン最多本塁打記録となる60本を達成しました。この年はまた、出塁率や長打率においても素晴らしい成績を残し、最優秀選手にも選出されました。

ソフトバンク時代

2019年12月、福岡ソフトバンクホークスに入団し、主砲として期待されましたが、しばしば怪我に悩まされ、打撃成績は振るいませんでした。2021年にはシーズン終了後に退団となります。

メキシカンリーグと再起

2022年にはメキシカンリーグに参戦し、2023年のWBCにも参加しましたが、その後現役引退を表明。しかし、2023年4月に引退を撤回してリーガ・メヒカーナ・デル・パシフィコのチームで現役を続行することになりました。

選手としての特徴

バレンティンは、その並外れたパワーで広角に打球を飛ばすことができる一方、変化球への対応に課題がありました。特に、彼の強肩は守備面でも評価されており、外野全ポジションを守ることができる能力を持っています。シーズン中における彼のスイングのフォロースルーは非常に大きく、時に捕手との接触を招くこともありました。

プライベート

バレンティンはマルチリンガルであり、キュラソーの言葉を始め、英語、スペイン語、日本語も話す事ができます。また、彼の愛称は「ココ」で、家族からその名で呼ばれています。彼はチキンや豚骨ラーメンなど日本の食文化にも触れ、当地の食べ物を楽しんでいます。選手としての立場と人気を活かし、ファンとの交流も大切にしており、その姿勢は支持を集めています。

バレンティンは、NPBにおける影響力のある選手であり、今後も新たな挑戦や成功を期待される存在です。

もう一度検索