ウルトラマン列伝

ウルトラマン列伝と新ウルトラマン列伝について

『ウルトラマン列伝』（ウルトラマンれつでん）は、2011年7月6日から2013年6月26日までの間、テレビ東京系列で放送された特撮テレビ番組です。全104話が放送され、円谷プロダクションが制作したこのシリーズは、ウルトラマンシリーズの45周年を記念して制作されました。ここでは、2013年7月3日から2016年6月25日まで放送された後継番組『新ウルトラマン列伝』（しんウルトラマンれつでん）についても触れます。

概要

『ウルトラマン列伝』は、1966年に始まったウルトラシリーズの45周年を祝う趣旨で制作され、昭和から平成までのウルトラシリーズの中から選りすぐったエピソードを再編集して放送しました。この番組では名作や人気の怪獣、宇宙人たちが再登場し、さらには歴代ウルトラマンたちの特集も組まれました。これにより、視聴者は懐かしいエピソードを一新された形で楽しむことができました。

シリーズには、ウルトラ戦士たちが多数登場し、また、テレビ東京系列でのウルトラ番組は『ウルトラマンボーイのウルころ』以来、約8年ぶりのことでした。特に、キャッチコピーが変化することでも広く知られています。放送当初には『水6はテレビの前でみんなでシュワッチ!』というキャッチコピーが使われ、途中から「やさしさと勇気を、君へ!」に変更され、最終的には「土曜あさ9時は新ウルトラマン列伝」と続きました。

新ウルトラマン列伝

2013年からスタートした『新ウルトラマン列伝』は、全155話を放送しました。このシリーズでは、ウルトラ戦士が登場しない『ウルトラQ』などの円谷の他作品も取り上げられました。特に、番組は新作映像と過去の映像を組み合わせ、注目のキャラクターを紹介するスタイルを採用しています。

また、本番組は新作映画『ウルトラマンサーガ』と連動しているだけでなく、制作の初期段階から長期にわたる構想があったため、最終的には全20クール、話数は250話以上に達しました。これは30分枠の地上波テレビ番組として最も長く続いたウルトラマンシリーズになるという偉業です。このプロジェクトを担当したプロデューサーは「再編集とはいえ新しい価値を見出すことが重要だった」と述べています。

放送と配信

『ウルトラマン列伝』の第1話はYouTubeで無料配信され、その後も継続的に再放送や特別配信を実施しました。特に『新ウルトラマン列伝』は、バンダイチャンネルやGYAO!といった多くのプラットフォームで配信され、多くのファンに愛され続けています。

登場キャラクター

このシリーズには多数のキャラクターが登場します。『ウルトラマン列伝』では、ナビゲーターであるウルトラマンゼロが毎回エピソードを解説し、多様なウルトラ戦士や怪獣が活躍します。『新ウルトラマン列伝』においては特定のナビゲーターは存在せず、様々なキャラクターがそれぞれ解説役を務める形に変わりました。

音楽とスタッフ

音楽面でも特徴的で、オープニングテーマや挿入歌に多くの有名アーティストが関わりました。制作においても、円谷プロダクションのスタッフや外部の音楽プロデューサーが集まり、多彩な内容を生み出しました。

このように、『ウルトラマン列伝』と『新ウルトラマン列伝』は、特撮ファンだけでなく、広く一般の視聴者にも愛される存在となり、その影響力は特撮界全体に及んでいます。

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