ウルトラ警備隊

ウルトラ警備隊とは

ウルトラ警備隊（ウルトラけいびたい）は、特撮テレビドラマ『ウルトラセブン』および「平成ウルトラセブン」に登場する架空の組織です。この隊は地球防衛軍の精鋭部隊とされ、主に宇宙からの侵略者に対抗するために活動しています。具体的には、異星人による侵略から地球を守るためのパトロールや戦闘が主な任務とされています。

組織の概要

ウルトラ警備隊は東京都に拠点を置く防衛軍の一部隊で、テレビシリーズでは主に6人の隊員が描かれています。彼らは前作『ウルトラマン』の科学特捜隊からの流れを引き継ぎながらも、自身の独自の特色を持つ部隊として描かれています。特に特徴的なのは、隊員たちの背後に複雑な組織構造があり、上級職や一般隊員も多く存在する点です。

「ウルトラ」という名称は、防衛軍内の精鋭部隊を指すもので、ウルトラ一族とは直接の関係はありません。また、ウルトラセブンは「ウルトラ警備隊の7人目の隊員」を象徴する呼称とも解釈されています。ウルトラ警備隊の英名は、後の作品『ウルトラマンメビウス』において「Ultra Guard」として使われるようになりました。

隊員たちの紹介

テレビ版の隊員

• - キリヤマ・カオル（中山昭二）: 隊長としての優れた指揮能力を持つ冷静沈着な性格。
• - フルハシ・シゲル（石井伊吉→毒蝮三太夫）: 非常に強力な腕力を誇り、後に隊長に昇格。
• - ソガ（阿知波信介）: 優れた射撃能力を持ち、ダンとは特に親しい関係。
• - アマギ（古谷敏）: 計算機操作に優れた名プランナーで、冷静な性格。
• - 友里アンヌ（菱見百合子→ひし美ゆり子）: 警備隊の唯一の女性隊員で、医療班の一員としても活躍。
• - モロボシ・ダン（森次浩司→森次晃嗣）: 謎多き青年で、ウルトラセブンの正体。

平成版の隊員

平成版では、ウルトラ警備隊の隊員たちも新たに設定され、さらなるバックストーリーや個性が描かれています。特に、フルハシ・シゲルが再登場し、新たな役割を与えられるなど、旧作のキャラクターたちが続編での展開に影響を及ぼしています。

装備と技術

ウルトラ警備隊は、宇宙人に対抗するための特別な装備を保有しています。これには、耐熱性や防弾機能を持つ隊員服や、宇宙空間でも活動可能な武器、通信機器が含まれます。また、ウルトラホークと呼ばれる航空機やポインターと呼ばれる上陸車両など、多様な機材が使用されています。

特に銃器や各種の特殊装備は、地球防衛において不可欠な要素となります。ウルトラ警備隊の装備は、科学特捜隊のそれと同様の高い技術力を背景にしており、お互いの設定に継承されています。

地球防衛軍とその拠点

地球防衛軍は、国際的な軍事組織であり、ウルトラ警備隊はその中の一支部に位置付けられています。特に、富士山麓にあたる極東基地は、防衛設備が充実した要所として機密保持がなされています。ここでは、ウルトラ警備隊の訓練と運用が行われ、多くの隊員が日夜訓練を重ねています。基地内部は高いセキュリティが求められ、常に侵略者からの脅威にさらされています。これがウルトラ警備隊の存続を支える基盤となっています。

まとめ

ウルトラ警備隊は、宇宙からの脅威に立ち向かうために結成された特撮作品の重要な要素であり、その多様な隊員と装備は、物語の中で欠かせない存在です。彼らの勇敢な戦いは、視聴者に愛され続け、多くの続編や作品に影響を及ぼしています。特撮の名作『ウルトラセブン』は、その後の続編においても高い人気を誇り、今なおファンの心に深く刻まれています。

もう一度検索