ウルトラQ倶楽部

ウルトラQ倶楽部

『ウルトラQ倶楽部』は、2003年10月から2004年3月までTBSラジオで放送された番組です。この番組は、毎週日曜の夕方7時30分から8時までの時間帯に放送され、視聴者に新しいウルトラQのラジオドラマと、初期のウルトラシリーズに関わった出演者やスタッフによるトークを提供しました。

このラジオ番組は、ウルトラシリーズファンにとって貴重なコンテンツであり、番組内では新作ドラマと共に、当時のスタッフの裏話や出演者の思い出話も聞くことができました。放送期間中には、さまざまなゲストも招かれ、番組はますます賑わいを見せました。

特に、2004年2月21日には、特別番組『ウルトラQ倶楽部 スペシャル』が放送され、通常の放送時間を超えて、ファンの期待に応える内容となったことも記憶に残ります。この特番では、これまでのエピソードに加えて、新たな視点からウルトラシリーズを振り返るコーナーも設けられ、リスナーにとって充実した2時間となりました。

出演者とスタッフ

番組には、以下のような主要な出演者が名を連ねています。万城目淳役を演じたのは佐原健二、戸川一平を演じたのは西條康彦、江戸川由利子役には桜井浩子がキャスティングされていました。ナレーションはTBSのアナウンサー、向井政生が担当しました。

また、各話には多彩なゲストも登場しました。金城哲夫（第2・6話）、森厳和尚（第4話）、ホーリー（第6話）、スチュワーデス（第18話）、天使（第6話）、仙人（第20話）、さとみ（第6話、お人形第20話）、邦夫（第22話）など、多くのキャストが豪華に出演し、番組の魅力を高めました。

この番組の製作には、円谷プロダクションとTBSが協力し、ドラマの音楽を担当したのは飯島敏宏でした。番組の監修を担ったのも飯島と実相寺昭雄であり、そのクオリティの高さが際立っていました。脚本陣には、千束北男や上原正三、山田正弘など、ウルトラシリーズの歴史を築いてきた名作家たちが名を連ねています。

放送終了後の展開

放送は終了したものの、『ウルトラQ倶楽部』には今なお多くのファンが存在します。その人気を受けて、番組を収録したCD『デジタルウルトラシリーズ ウルトラQ倶楽部 COMPLETE BOX』がリリースされており、またインターネットを通じたブロードバンド配信も行われているため、今でも当時のエピソードを楽しむことができます。このように、『ウルトラQ倶楽部』はラジオ番組としての枠を超えて、ウルトラシリーズの文化に貢献した重要な存在であり続けています。

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