ウンナンの気分は上々。

『ウンナンの気分は上々。〜FEEL SO NICE.』

概要

『ウンナンの気分は上々。〜FEEL SO NICE.』は、1996年7月19日から2003年9月26日までTBS系列で放送されていたバラエティ番組で、ウッチャンナンチャンの冠番組として親しまれていました。この番組は、毎週金曜日の23:00から30分間放送され、様々な企画を通じて友情の発見をテーマに設計されていました。公式スポンサーは花王で、略称として『上々。』や『気分は上々。』も用いられました。

番組の企画とスタイル

番組は、意欲的な企画を通じて新たな友情を築く様子を描いた「友情発見バラエティ」としてスタートしました。司会のウッチャンナンチャンは、ゲストと共にロケーション撮影を行い、その模様をスタジオでトーク形式で振り返るスタイルが特徴でした。ロケーションは、自宅用のビデオカメラやCCDカメラで撮影され、出演者たちがカメラの存在を意識せず、人間性を引き出すことに焦点を当てていました。

さらに、VTR中のナレーションは一切なく、代わりに画面中央には縦書きのテロップが表示される独自の演出が施されました。放送初期では、次のコーナーに移行する際のテロップ表示も視聴者の心をつかむ要素でした。

特徴的な企画

番組のなかでも特に印象的な企画が多く存在しました。1999年に行われたバカルディと海砂利水魚による改名企画が挙げられます。ここでは、彼らが卓球対決やPK対決を通じて勝負し、負けた場合には名前を改名しなければならないという面白いルールが設定された結果、さまぁ〜ずやくりぃむしちゅーといった新たなコンビ名を得ることとなりました。

また、「10万円の旅」という企画も人気を博し、参加した芸人たちが10万円を持って旅をし、残金をどれだけ使い切るかを競い合う内容が視聴者の注目を集めました。この企画は後に特別番組として再放送されるほどの人気となり、視聴者に印象を残しました。

出演者とゲスト

ウッチャンナンチャンの二人を中心に、さまざまな芸人やタレントも多く出演しており、柳沢慎吾や勝俣州和、出川哲朗などが常連ゲストとして名を連ねていました。その他にも、さまぁ〜ずやくりぃむしちゅーといった、当時の人気コンビがゲストとして参加し、番組を盛り上げました。

番組の終了とその後

2003年9月にレギュラー放送が終了した後も、過去の特別番組が何度か放送されるなど、視聴者の心に残る名番組として親しまれました。特に、2010年に行われた復活特番が好評で、ウッチャンナンチャンやくりぃむしちゅー、さまぁ〜ずが共演し、再び視聴者を楽しませました。

結論

『ウンナンの気分は上々。』は、単なるバラエティ番組に留まらず、友情をテーマにした新しい形のエンターテインメントを提供し、多くの人々に愛された歴史的な番組であると言えるでしょう。そのスタイルと企画の数々は、テレビのバラエティ番組における一つの金字塔として記憶され続けています。

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