エクアドルの副大統領

エクアドルの副大統領

エクアドルの副大統領（スペイン語: VicePresidente del Ecuador）は、エクアドル共和国の行政府において、大統領に次ぐ第2位の役職です。大統領と共に4年ごとの大統領選挙で選出されます。現在の副大統領はベロニカ・アバドです。

役割と特徴

副大統領の主な職務は、大統領から委任された任務の遂行と、大統領が職務を遂行できない場合の代行です。しかし、その役割の性質上、大統領との関係は様々であり、一部の副大統領は大統領との距離を保つこともありました。

任期終了後、公務員法に基づき、元副大統領には現職の副大統領代理の報酬の75%に相当する月額年金が支給されます。副大統領が死亡した場合、この年金は未亡人または遺族に引き継がれます。ただし、立法府によって選出された副大統領の場合は、現行報酬の50%が支給されます。なお、副大統領職は一時的に廃止された時期もありました。

近代以降の副大統領一覧

以下に、近代以降のエクアドルの副大統領を列挙します。

1830年 - 1831年: ホセ・ホアキン・デ・オルメド
1831年 - 1834年: モデスト・ラレア・イ・カリオン
1835年 - 1839年: フアン・ベルナルド・レオン
1839年 - 1843年: フランシスコ・アギーレ
1843年 - 1845年: フランシスコ・デ・マルコス
1845年 - 1847年: パブロ・メリーノ
1847年 - 1851年: マヌエル・デ・アシュカスビ
（廃止、1851年 - 1852年）
1852年 - 1854年: パシフィコ・チリボガ
1854年 - 1856年: マヌエル・ブスタマンテ
1856年 - 1858年: マルコス・エスピノル
1858年 - 1860年: ヘロニモ・カリオン
1861年 - 1863年: マリアーノ・クエバ
1863年 - 1864年: アントニオ・ボレロ
1864年 - 1865年: ラファエル・カルバハル
1865年 - 1867年、1868年 - 1869年: ペドロ・ホセ・デ・アルテタ
1869年 - 1875年: フランシスコ・レオン・フランコ
1883年 - 1884年: ラファエル・ペレス・パレハ
1884年 - 1886年: アグスティン・ゲレロ・リサルサブル
1886年 - 1890年: ペドロ・ホセ・セバロス
1890年 - 1894年: パブロ・エレラ
1894年 - 1895年: ビセンテ・ルシオ・サラザール
1897年 - 1899年: マヌエル・ベニグノ・クエバ
1899年 - 1903年: カルロス・フレイル・サルブムビデ
1903年 - 1906年: アルフレード・バケリソ
廃止（1906年 - 1947年）
1946年 - 1947年: マリアーノ・スアレス
1947年 - 1948年: ホセ・ラファエル・ブスタマンテ
1948年 - 1949年: マヌエル・ソトマヨール
1949年 - 1952年: アベル・ギルバート
1952年 - 1956年: アルフレド・チリボガ
1956年 - 1960年: フランシスコ・イリングワース
1960年 - 1961年: カルロス・フリオ・アロセメナ・モンロイ
1961年 - 1963年: レイナルド・ヴァレア
1968年 - 1972年: ホルヘ・サバラ

現代以降の副大統領

（情報は省略）

関連項目

世界各国の政府次席の一覧

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